オーデマ ピゲのCODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ(以下CODE 11.59)にそれほど進展がないことは明らかだ。

オーデマ ピゲの新作CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ ウルトラ コンプリケーション ユニヴェルセル。

世界最高峰の時計メーカーが、今でも世界で最も畏敬の念を抱かせるような時計を作ることができると誇示するための、真のR&Dウォッチである。

サラが現在の3針モデルとクロノグラフモデルの新しいラインナップを紹介してくれたが(詳細は記事「オーデマ ピゲのCODE 11.59はもはやベイビーではなく、スティール製へと強化された」をチェック)、ここで私がご紹介するモデルはもう少し複雑。そう、もっともっと複雑なのだ。これは新しいCODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ ウルトラ コンプリケーション ユニヴェルセル RD#4(以下CODE 11.59 ユニヴェルセル)である。オーデマ ピゲはこの最新のR&D(研究開発)モデルを、初の超複雑な自動巻き腕時計と呼んでいる。CODE 11.59 ユニヴェルセルは、23の複雑機構と17の「技術装置」を含む40の機能を搭載した新しいAP Cal.1000を搭載。RD#1を発表した2015年以来、同社から次々と生み出されるR&Dモデルの多くが見事に融合されている。

23の複雑機構のなかには、グランドソヌリ・スーパーソヌリ、ミニッツリピーター、永久カレンダー、スプリットセコンド・フライバッククロノグラフ、フライング トゥールビヨンが含まれる。オーデマ ピゲによると、RD#4は7年以上の開発期間を要したとのことだ。本機には、これまでの3つの研究開発イノベーション、RD#1のスーパーソヌリ、RD#2の超薄型永久カレンダー、そして昨年のRD#3のフライングトゥールビヨンが組み込まれているとのことだ。Cal.1000は1100個以上の部品から構成され、直径42mm、厚さ15.55mmのCODE 11.59のケースに収められているのが印象的だ。あえて言うなら、ウェアラブルな感じ?

AP 11.59 universelle
23もの複雑機構を搭載しているのは素晴らしいことだが、これらの機構をどのように操作するのかが、次の疑問となるだろう。超複雑なRD#4を直感的に、少なくとも40の機能を直感的に操作できるように、リューズとプッシュボタンが完全に見直され、作り直された。ミドルケースの左側には3つのプッシャーがあり、最初のプッシャーでミニッツリピーターを操作し(そのシンフォニックな目的を思い出させる音符が刻まれている)、下のふたつでデイ/デイトを修正する。

2時と4時位置にあるふたつの“スーパーリューズ”は、スプリットセコンド・フライバッククロノグラフを作動させるが、同軸プッシャーによってチャイムモード(グランドソヌリ、プチソヌリ、または無音)を選択でき、月の前後を修正することも可能だ。それぞれのスーパーリューズは、どちらかの方向に回転させるとニュートラルポジションに戻る。

Audemars Piguet rd#4
新しいCODE 11.59 ユニヴェルセルの4つのバリエーションのうちのひとつ。

次に、オーデマ ピゲは2015年に開発したあのスーパーソヌリを、ただCODE 11.59のケースに叩き込んだわけではない。そうではなく、機構をフルに発揮できるよう、修正とアップデートが施されているのである。同社は極薄のシークレットカバーと、厚さわずか0.6mm、全体がサファイアクリスタルで作られた新しいサウンドボードからなる新しいダブルケースバックシステムを開発し、その上にゴングが取り付けられた。さらに、シークレットカバーの側面には、空気を通し、音を増幅させるための開口部がいくつも設けられている。

Ap code 11.59 universelle
CODE 11.59 ユニヴェルセルは、同社が2015年にRD#1で初めて発表したスーパーソヌリを再構築したもの。

永久カレンダーについては、RD#2の永久カレンダーをベースに、永久カレンダーの機能をひとつのプレーンに集約し構築。ユーザーにとっては、プッシュボタンとケース上の「スーパーリューズ」によって操作が簡素化された。4時位置の2桁表示の窓は、従来の閏年表示に代わって年まで表示する。
セミグレゴリオ暦カレンダーは、100年ごとの閏年補正を考慮しても、曜日、日付、年を自動的に進めるため、2400年以前の手動調整は不要である(従来の永久カレンダーは、100で割り切れる世紀年が400でない場合、閏年をスキップするため100年ごとに手動修正が必要だった。しかし、このセミグレゴリアン・パーペチュアルでは100年ごとに自動的にスキップするので、400年ごとに手動修正すればよいことになる)。

Audemars Piguet code 11.59 universelle
CODE 11.59 ユニヴェルセル RD#4 の外観をご紹介する。2時と4時位置のスーパーリューズは、回転させることでチャイムモード(2時位置)と月(4時位置)を設定でき、フライバック・スプリットセコンドクロノグラフのプッシャーとしても使用可能だ。

フライング トゥールビヨンには2022年にRD#3でデビューしたオーデマ ピゲ社の機構を採用し、フライバック・スプリットセコンドクロノグラフには専用のスイベルクラッチを採用。クロノグラフ開始時のもたつきがないように配慮されている。

CODE 11.59 ユニヴェルセルの4つのバリエーションが、2023年にオーデマ ピゲ社から発表される予定だ。最初の2モデルは、ホワイトゴールドのケースに、オパーリンブラックのガルバニック加工のゴールドダイヤルまたはオパーリンベージュのPVD加工ゴールドダイヤルが採用される。他2モデルは、ピンクゴールドまたはホワイトゴールドのケースに、Cal.1000を全面に押し出したオープンワークの文字盤が特徴だ。もちろん、ケースは一般的なCODE 11.59に比べて作り直されており、42mmと1mmだけ大きくなった。

我々の考え
Audemars Piguet code 11.59 universelle
CODE 11.59 ユニヴェルセルの別バリエーション。

CODE 11.59 ユニヴェルセルは、可能な限り最高の方法をもってワイルドだ。これまで何度か、CODE 11.59は同社がクレイジーなこと、主にクレイジーで複雑なことに挑戦するときに最高の力を発揮すると述べてきた。昨年11月にスターホイールを取り上げたとき、私はそれがCODE 11.59の最高の使い方のひとつだと思った。

しかし、ユニヴェルセルはまったく別次元のものだ。RD#4は、昨年のロイヤル オーク フライング トゥールビヨン エクストラ シン RD#3を、RD#1やRD#2と比較すると、まさにありふれたものに見せてしまう。CODE 11.59 ユニヴェルセルは、同社が1899年に製造した最も複雑な懐中時計ユニヴェルセル(L’Universelle)へのオマージュとして作られたものである。 その懐中時計は、19の複雑機構を含む26の機能を備えています。ユニヴェルセルは数十年間姿を消していたが、1993年に再び浮上し、2016年についにオーデマ ピゲが入手した。修復家アンジェロ・マンゾーニ氏を含むオーデマ ピゲの最高の時計職人たちが、この懐中時計の修復に取り組んだ。そして、ユニヴェルセルはオーデマ ピゲのミュゼ・アトリエの正統な中心に置かれ、ブランドの他の最も重要なグランド・コンプリケーション8本に囲まれている。

Audemars Piguet l’universelle pocket watch
CODE 11.59 ユニヴェルセルは、現在オーデマ ピゲのアトリエ美術館の中心にある1899年製の懐中時計ユニヴェルセルからインスピレーションを得た。

まさに文字通り、同社はユニヴェルセルをブランドの中核として考えているのだ。確かに、現在ではオーデマ ピゲといえばロイヤル オーク(およびオフショアのような同系列のモデル)を思い浮かべる人が多いだろう。しかし、同社はその歴史の大半において、スイスで最も優れた複雑時計のスペシャリストであり、ユニヴェルセルはその伝統の頂点に立つものだった。CODE 11.59は、同社が今でも自分たちのことをこのように考えていることを表しているのである。

確かにRD#3は「数ヵ月後にはこれをつけてステージに立つジョン・メイヤーの写真が見られるに違いない」と思えるほどクールだったが(実際、その写真は発見された)、RD#4はより向上心が感じられる。それは、オーデマ ピゲが時計メーカーとしての自分自身をどのように見ているかを表明しているのである。確かに、RD#3は世界のジョン・メイヤーにアピールするものだったが、RD#4はそれ以上のものではない。しかし、すべての時計が商業的な試みである必要はなく、むしろそうでないほうがよい場合もあるのだ。世界最高の時計職人が、いまだ世界で最も感動的な時計を作る能力があることを誇示するための、研究開発のためのものがあってもよいのだ。

code 11.59 universelle
基本情報
ブランド: オーデマ ピゲ(Audemars Piguet)
モデル名: CODE 11:59 byバイ オーデマ ピゲ ウルトラ コンプリケーション ユニヴェルセル RD#4(CODE 11.59 by Audemars Piguet Ultra Complication Universelle
RD#4)
型番: 26398BC.OO.D002CR.01, 26398BC.OO.D002CR.04, 26398BC.OO.D002CR.02, and 26398OR.OO.D002CR.01

直径: 42mm
厚さ: 15.55mm
ケース素材: 4リファレンス(4つのケースとダイヤルの組み合わせ)。18K ホワイトゴールドケース、オパーリンブラックガルバニックゴールドダイヤル、18Kホワイトゴールドケース、オパーリンベージュPVDゴールドダイヤル、18Kホワイトゴールドまたはピンクゴールドケースのオープンワークのリファレンス2本
防水性能: 20m
ストラップ/ブレスレット: ブラックアリゲーター、ゴールドのフォールディングバックル、テキスタイル調のブラックラバーコーティングのカーフストラップ

Audemars Piguet Royal Oak RD#4
ムーブメント情報
キャリバー: オーデマ ピゲ Cal.1000
機能: 23の複雑機構と17の特殊技術機構を含む40の機能。グランド/プチソヌリ、ミニッツリピーター、フライングトゥールビヨン、セミグレゴリオン・パーペチュアルカレンダー(曜日、ラージデイト、月、年、天文月、ムーンフェイズ)、フライバッククロノグラフ、スプリットセコンドなど
直径: 34.3mm
厚さ: 9.1mm
パワーリザーブ: 約64時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 3Hz(2万1600振動/時)
石数: 90
追加情報: 1140の部品

価格 & 発売時期
価格: 要問い合わせ
発売時期: 26398BC.OO.D002CR.01(2月)、26398BC.OO.D002CR.04(6月)、26398BC.OO.D002CR.02(2月)、26398OR.OO.D002CR.01(4月)

セイコー 5スポーツ コレクションに、36mmのフィールドウォッチシリーズが新登場。

腕時計をしない人が、見識のある“時計人間”であるあなたに、どんな(機械式)時計を買えばいいのかと質問してきた場合。セイコー5を、特に当時65ドル(日本円で約8000円)で販売していた、直径36mmの時計を集めたシンプルなコレクション、SNK800シリーズをすすめる可能性がかなり高いと思う。SNKシリーズは手ごろで機能的であり、またパイロットとフィールドウォッチの中間のような美的な魅力を持ち、幅広い層に支持されていた。そして2019年、セイコーは新たにセイコー 5スポーツコレクションを発表し、それまで展開していたセイコー5のラインを廃止した。

セイコーはついに、5スポーツから36mmのフィールドウォッチ、セイコー 5スポーツ フィールド スーツ スタイルとフィールド スポーツ スタイルを発表し、クラシカルなフォルムを復活させたのである。セイコーが昨年発表した39mmの大振りなSRPGシリーズと酷似しているが、同コレクションはスティールケースが数mmほどダウンサイジングしている。フィールド スポーツ スタイルのファーストトリオは、アラビア数字に、ブラックまたはクリームカラーのダイヤルを持つフィールドウォッチのSBSA197(海外版ではSRPJ81)、SBSA199(海外版ではSRPJ83)、SBSA201(海外版ではSRPJ85)の3本で展開。さらにSRPJ87(海外でのみ展開)とSBSA203(海外版ではSRPJ89)のデュオは、パイロットウォッチに近いダイヤルのレイアウトを備え、あの当時のSNKシリーズを思わせるデザインとなっている。本稿執筆時点では、セイコーはアメリカ以外の市場でのみ発売を予定しており、発売時の希望小売価格は各3万8500円(税込)となっている。

セイコー 5スポーツの新しいコレクションは基本的に、見た目どおりに再現されたものが手に入る。直径36mm、厚さ12.5mm、ラグからラグまでは44.4mmと、既存の39mmサイズで展開しているフィールドウォッチと比較すると、程よいサイズ感となっている。私にとってこの大きさは、フィールドウォッチとしてはまさに完璧といえる。同様のスペックを持つ、クラシックなフィールドウォッチをいくつも挙げれば私の意見に同意してくれると思う(やぁ、あなたたちもここにいるんだね、エクスプローラー 1016、ハミルトンのカーキフィールド!)。

SBSA199をクローズアップ。

最初のトリオは、フィールドウォッチとしておなじみのレイアウトだ。アラビア数字のインデックス(そのすぐ内側には小さな24時間表記も)に、3時位置のデイデイト、針とインデックスには夜光を塗布している。SBSA197はブラックのダイヤルにホワイトのアクセント、SBSA199はサンドカラーのダイヤルにブラックのアクセント、そしてSBSA201は質感のあるブラックダイヤルに温かみのある(フォティーナ)アクセントを組み合わせている。ひとつ目はSS製ブレスレット、ふたつ目はナイロン製ストラップ仕様で展開。最後に、セイコーはフィールド スーツ スタイルに、さらに2本のリファレンスを追加している。SRPJ87とSBSA203である。サイズはまったく同じだが、従来のパイロットウォッチに近いレイアウトかつ、サンバーストダイヤルを採用しているのが特徴だ。

5つのリファレンスすべてに、約41時間パワーリザーブのセイコー製自動巻きCal.4R36を搭載。このキャリバーは2011年から多くのエントリーモデルに搭載するなど、高い信頼性を提供してきた。最後に、フィールド スポーツ スタイルおよびフィールド スーツ スタイルはすべて10気圧の防水性能を備えている。

アメリカ以外での販売小売価格は4万円程度だ。セイコーのエントリーモデルで、しかもフィールドウォッチとしてはやや高値ではあるが、この価格はより多くの製品が市場に出回るにつれて下がっていくことだろう。現在、この時計は、より強固なセイコー 5スポーツのダイバーズと同じ価格帯にあるが、ふたつの時計は異なるグループにいる人々にとって違う魅力を持つ。SNK807は私が最初に買った時計ではないかもしれないが、最初の3本のうちの1本に入ることは確かだ。古いSNK800シリーズが多くの人にとってメカニカルウォッチの入門機であったように、この新しいSBSA、SRPJシリーズもそうであってほしいと願っている。かつてのSNKは毎日のように、1日100ドル以下で見つかったはずだが、SBSA、SRPJシリーズがそんなに安くなるとは夢にも思わない。しかし今は2013年ではなく、2023年の話。見た目もよくなり、ムーブメントも改良が加えられている。今ではSNK80xの系譜でさえ、翌日配送してくれるお気に入りのインターネットの巨大企業では、150ドル程度になっているのだ。

seiko srpj85
程よい質感を備えたSBSA201を詳しくみる。

セイコーが36mmというサイズの、比較的安価なフィールドウォッチを提供するようになったのは喜ばしいことだし、前のバージョンよりも明らかに洗練された印象だ。SNK800シリーズが生産を終了して以来、市場のなかで比較的空いたままになっていたジャンルの重要なスペースである(タイメックスなどは立派にその役目を果たしていたが)。もし腕時計を持っていない友人が“数百ドル”という予算内でおすすめの時計を教えてほしいと尋ねてきたとしても、私はもうどれをおすすめすればいいかわかるため、“ああ、いい時計だね”ときっと同意してくれるだろうという自信を持っている。そして数年後に彼らは、もっと大きな予算を携えて、きっと戻って来てくれるだろう。

基本情報
ブランド: セイコー 5スポーツ(Seiko 5sports)
モデル名: フィールド スポーツ スタイル(Field Sports Style)、フィールド スーツ スタイル(Field Suits Style)
型番: SBSA197(海外版ではSRPJ81)、SBSA199(海外版ではSRPJ83)、SBSA201(海外版ではSRPJ85)、SRPJ87(海外でのみ展開)、SBSA203(海外版ではSRPJ89)

直径: 36mm(ラグからラグまでは44.4mm)
ラグ幅: 18mm
厚さ: 12.5mm
ケース素材: ステンレススティール
文字盤: ブラック(SBSA197、SBSA201)、サンド(SBSA199)、シルバー(SRPJ87)、グリーン(SBSA203)
風防: カーブハードレックス
夜光: あり
防水性能: 10気圧(日常生活用強化防水)
ストラップ/ブレスレット: SSブレスレット(SBSA197)、NATOストラップ(SBSA199、SBSA201)、カーフストラップ(SRPJ87、SBSA203)

seiko 5 sports 4r36 caliber
ムーブメント情報
キャリバー: 4R36
機能: 時・分・秒、日付・曜日表示
直径: 27mm
パワーリザーブ: 約41時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万1600振動/時
石数: 24

価格 & 発売時期
価格: 各3万8500円(税込)

軍用時計がオリジンの「カーキ フィールド」コレクションは、堅牢でラギッド。

ハミルトンが「カーキ フィールド」を体感する期間限定イベントを開催 ~

「カーキ フィールド」 X 「アメリカンカルチャー」。アドベンチャー、エンターテイメント、ヘリテージの精神が息づく空間で「カーキ フィールド」の世界を体感できる期間限定イベント開催。軍用時計がオリジンの「カーキ フィールド」コレクションは、堅牢でラギッド。このミリタリーウォッチの伝統とアメリカンカルチャーが息づく「カーキ フィールド」コレクションの魅力が五感で感じられるイベント“Find your KHAKI”を期間限定で開催します。

ハミルトンは1892年アメリカ ペンシルバニア州ランカスターで創業しました。130年以上の歴史を誇るハミルトンのウォッチメイキング技術は、アメリカの鉄道黎明期と共に発展し、軍の兵士、パイロット、ハリウッドスターの腕元を彩ってきました。数々の名作の中でも「カーキ」シリーズには、絶対的な精度を誇る歴史があります。
1917年、ハミルトンはアメリカ軍のオフィシャルウォッチサプライヤーに任命され、どんな時でも常に信頼できるミリタリーウォッチの供給をスタートしました。軍用時計としてアメリカ軍に認められた高い水準を維持しながら、迅速に技術革新を行う能力が評価され、5度の「Army-Navy ‘E’ Award」の栄光を手にしてます。
特に軍用時計がオリジンの「カーキ フィールド」コレクションは、堅牢でラギッド。このミリタリーウォッチの伝統とアメリカンカルチャーが息づく「カーキ フィールド」コレクションの魅力が五感で感じられるイベント“Find your KHAKI”を期間限定で開催いたします。

本イベントでは、アメリカに暮らす一人の“KHAKI Lover”の部屋をコンセプトに、「カーキ フィールド」が持つ多面的な魅力を空間演出とともに表現。アドベンチャー、エンターテイメント、ヘリテージ、3つのテーマで語られる「カーキ フィールド」のストーリーを体験できる没入型展示として展開します。
アメリカのヴィンテージクロースや雑貨の専門店“2nd Boom”とインテリアセレクトショップ”SHARK ATTACK“の協力のもと、このイベントのためだけにテーマに沿った特別な部屋を演出。しかも、それぞれの部屋に設置しているインテリアや家具、ポスター、レコード、衣類など、ほとんどの展示物をお買い求めいただけます。

「カーキ フィールド」はただの時計ではありません。それは、歴史と文化、そして自身のスタイルとつながるタイムピースです。ハミルトンが纏う“アメリカンカルチャー”を体感し、この特別な機会のために再構築した空間で、あなたにぴったりの「カーキ フィールド」を見つけてください。

[SHARK ATTACK CEROTE ANTIQUES]
ヴィンテージ家具好きが通う、インテリアセレクトショップ”SHARK ATTACK“ 。独自のコンテナ船で仕入れる家具や雑貨は国内トップクラスの入荷量です。また国内外の新進気鋭ブランドも多数取り扱う。店舗住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷2-10-2 1F-B3F。https://sharkattack.jp/

[2nd Boom]
アメリカのヴィンテージ衣料に特化した専門店。店内で使用している雑貨も希少な品が揃う。店舗住所:東京都渋谷区恵比寿西1丁目16−2 恵比寿フラワーマンション。 https://www.instagram.com/2ndboom_ebisu/

【イベント概要】
<HAMILTON POP UP Event “Find your KHAKI” >
日時:
・11月22日(土) 11:00~19:00
・11月23日(日) 11:00~19:00
・11月24日(月・振休) 11:00~17:00
場所:GATE
住所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6丁目5−10
アクセス:JR山手線 原宿駅 / 東京メトロ 明治神宮前駅 徒歩3分 
*入場無料
URL:https://www.hamiltonwatch.com/ja-jp/findyourkhaki-popup-2025
※イベント会場での商品購入についての注意事項
・現金でのお支払いはお受けしておりません。キャッシュレス決済をご利用くださいますようお願いいたします。
・誠に恐縮ですが、ご購入頂いた商品は、不良品を除き返品交換はいたしかねます。
・ご購入時にレシート又は領収書の発行は、対応しておりません。あらかじめご了承いただけますようお願いいたします。
・イベント会場では、時計の販売を行っておりません。どうぞ、お近くのハミルトンストア 東京 キャットストリートにお立ち寄りください。

イベント開催特典
ハミルトン オフィシャル LINEにお友だち登録をしていただき、イベント会場で来場スタンプを取得した上で、ハミルトンストア 東京 キャットストリートにご来店いただいたお客様へ、オリジナルノベルティをプレゼント。
時計をご購入いただくとさらに豪華なプレゼントをご用意して、みなさまのご来場をお待ちしております。

注目のハミルトン展示商品

カーキ フィールド メカ
軍用時計がルーツで、高性能を誇る。ハミルトンを代表するアドベンチャーウォッチで、アメカジファッションとの相性が抜群。ワイルドなアウトドアから賑やかな街中まで、人生の旅を楽しむ人たちを腕元で支えるタイムピース。

カーキ フィールド マーフ
名匠クリストファー・ノーラン監督が手掛けた2014年公開の大ヒット映画『インターステラー』に登場する“マーフウォッチ”。登場人物の個性を鮮やかに描き出し、ファンの熱望により商品化されたユニークなオリジンを持つ。

カーキ フィールド クォーツ
1960年代に英国政府の非軍人向けに製造された「ハミルトンG.S.」をモチーフに誕生した「カーキ フィールド クォーツ」。正統性を受け継ぎながら、ファッションコーディネーションとしても楽しめるエントリーモデル。

カーキ フィールド エクスペディション
アウトドアに特化した時計を高いレベルへ引き上げる「カーキ フィールド エクスペディション」。頑丈なステンレススチール製ケースに、東西南北の基本方位が記された両方向回転式コンパスベゼルを備え、太陽の力による目的地へのナビゲーション機能が搭載されています。

カーキ フィールド メカ パワーリザーブ
ダイヤル上にパワーリザーブを示す、標準持続時間表示機能を備えた「カーキ フィールド」。伝統的なフィールドウォッチのデザインと、現代の時計製造技術が融合したモデル。エネルギー残量をひと目で確認できる実用性は、日々さらなる高みを目指す現代の冒険家にとって最適のツールです。

カーキ フィールド メカ 東京 キャットストリート エクスクルーシブエディション
ハミルトンストア 東京でのみ発売される「カーキ フィールド メカ」。質感あふれるコンクリートダイヤルに猫の足跡、ケースバックは”HIPSTER CAT”の刻印。キャットストリートのエッセンスとポップカルチャーを表現したモデル。

【お問い合わせ】
ハミルトン/スウォッチ グループ ジャパン
Tel.03-6254-7371 

[ハミルトン]
1892年アメリカ ペンシルバニア州ランカスターで創業。130年以上の歴史を誇るハミルトンは高精度な時計を作り続けています。ハミルトンのウォッチメイキング技術は、アメリカの鉄道黎明期と共に発展し、軍の兵士、パイロット、ハリウッドスターの腕元を彩りました。フィルムメーカーのウォッチメーカーとして揺るぎない存在であり続けているハミルトンの時計は、500本を超える映画に登場しており、カスタムウォッチが複数のハリウッドの大ヒット映画において非常に重要な役割を担っています。タイムピースを通して、本物のキャラクターやストーリーラインの確立に励む中で、ビデオゲームに登場するブランドウォッチを初めてデザインしたのも、ハミルトンです。クラフツマンシップと精度を追求し続けるハミルトンは、1957年に世界初の電池式腕時計を発表し、1970年には初のLED式デジタルウォッチを発表しました。ハミルトンはデザイン、テクノロジー、クラフツマンシップを追求し続け、ウォッチメイキングのリーディングカンパニーであるスウォッチグループの一員として、アメリカンスピリットとスイスのテクノロジーが融合したタイムピースを生み出しています。

セイコー 5スポーツが、38mm径の新型SKX スポーツ スタイルを発表。

セイコーが36mmの新型セイコー 5スポーツ フィールドウォッチシリーズを発表してから1カ月も経たないうちに、同じくダウンサイジングされ親しみやすいデザインとなった、新しいセイコー 5スポーツを発表した。新たに4つのモデルで38mmを実現した、セイコーの人気シリーズのひとつである100m防水の“SKX スポーツ スタイル”だ。今回はより多くの人の手首にフィットするようなラインナップとなった。

セイコー 5スポーツ、ティールのSBSA229
今回発売されるのは、ブラックのSBSA225(海外版はSRPK29。以下同様)、シャンパンのSBSA227(SRPK31)、ティールのSBSA229(SRPK33)、そしてオレンジのSBSA231(SRPK35)である。4型ともすべて直径が38mm、厚さは12.1mm、ラグからラグまでは44.2mmというサイズだ。またスティール製ブレスレットにラグ幅20mmの貫通ラグ、100m防水(ねじ込み式ではないリューズ)、逆回転防止付きの回転ベゼルを装備している。

この新しいセイコー 5スポーツは、長らく生産が中止となっていた38mm径のSKX013と全体的な雰囲気が似ている。SKX013は、数年前にセイコー 5スポーツが再開、一新された際に確立した、見た目がSKX007(SKX013の前身モデル)のような(そしてその多くを感じられる)ルックスながら、実際のダイビングウォッチではないコレクションのフォーマットを踏襲したモデルだ(ねじ込み式ではないリューズ、ベゼルの目盛り、標準的な200m防水機能)。

セイコー 5スポーツ、ティールのSBSA229と、オレンジのSBSA231
SKXと同じように、また最近登場したチューダー ブラックベイ54(直径37mm)のように、新型セイコー 5スポーツの38mm径という調整は些細なものではない。単に大きなモデルが大きすぎると感じている人たちに、特別な魅力を与えることだろう。それ以外の様式は基本的に変わっていないため、小さい時計を望んだからといって何が変わるというわけではない。セイコーはより小柄な人の手首にフィットするように、また、スポーツウォッチの小振り化の流れに沿うように、サイズを小さくしたのだ。

セイコーの定番ムーブメントである4R36(ハック機能、自動巻き、デイデイト表示、約41時間パワーリザーブ)を搭載した、これらの新型モデルの価格は各4万700円(税込)だ。

我々の考え
SKXシリーズ(007、013やその他)のスタイルと美学の伝統を、より多くの人の手首にも伝える。これはセイコー 5スポーツのラインナップとして、素晴らしい取り組みだと思わないだろうか。セイコーが、初代SKXが持っていたダイバーズウォッチとしてのスペックを捨ててしまったことは今でも残念に思っているが、実はダイバーズウォッチ購入者の多くは、ダイビングできるか否かを重要視しているわけではない。

ツールウォッチとしての姿かたちを重んじている僕の偏見(総論、ジェームズ)を除けば、この価値観は非常に強力であり、チューダーなどのブランドで過去数年間に見られた同様の展開とも一致している。彼らが勝利を収めた方程式、41mm径のブラックベイという、本格ダイバーズウォッチのスペックを維持しながらも徐々にサイズを小さくして提供し、そしてさらなる大きな成功を収めたブランドだ。

セイコー 5スポーツ、ブラックのSBSA225と、シャンパンのSBSA227
この4本のリファレンスに限って具体的に言えば、僕はセイコーの定番であるブラックバージョン(クラシックセイコー)と、SBSA227のサンドシャンパンのカラーリングがとても気に入っている。ダーク&グレーのベゼルと、それに呼応するインデックス、針のセット(ティールのSBSA229やオレンジのSBSA231にはない魅力がある)を備えているほか、ブレスレットとの相性もよく、ハンサムでちょっと珍しいカラーリングはさまざまなストラップとのミックスマッチも楽しめそうだ。

そして最後に、(SKXは別として)スペックはしっかりしていて価格も納得のいくものであり、幅広い層のオーナー(ベテラン、新人、老若男女問わず)を魅了するサイズだ。セイコー 5スポーツが小振りなスポーツウォッチを手がけてきた歴史と、それを簡単につけられるセイコーのファンとしては、現代のセイコー 5スポーツのラインナップにとって、この価格帯ながらセイコーの幅をさらに広げることに成功したとしか思えないほど、かなり発展を遂げたと思うのだ。いい出来栄えの時計だ。

基本情報
ブランド: セイコー 5スポーツ(Seiko 5 sports)
モデル名: SKX スポーツ スタイル(SKX Sports Style)
型番: ブラックのSBSA225(海外版ではSRPK29。以下同様)、シャンパンのSBSA227(SRPK31)、ティールのSBSA229(SRPK33)、オレンジのSBSA231(SRPK35)

直径: 38mm
厚さ: 12.1mm
ラグからラグまで: 44.2mm
ラグ幅: 20mm
ケース素材: ステンレススティール
文字盤: ブラック、シャンパン、ティール、オレンジ
インデックス: アプライド
夜光: あり、針・インデックス(セイコー製ルミブライト)
防水性能: 100m
ストラップ/ブレスレット: SS製ブレスレット、ワンプッシュ三つ折れ方式クラスプ、ダブルロック中留

セイコー 5スポーツ、オレンジのSBSA231
ムーブメント情報
キャリバー: 4R36
機能: 時・分表示、センターセコンド、日付・曜日表示
パワーリザーブ: 約41時間
巻き上げ方式: 自動巻き(手巻きつき)
振動数: 2万1600振動/時
石数: 24

価格 & 発売時期
価格: 各4万700円(税込)

H.モーザーが一 新しいストリームライナー・センターセコンド スモークサーモン フュメダイヤルを発表した。

H.モーザーが一体型ステンレススティール製ブレスレットモデルを刷新し、新しいストリームライナー・センターセコンド スモークサーモン フュメダイヤルを発表した。同モデルは1年間のみ生産される限定モデルとなっている。文字盤には、ほかの限定ダイヤルでしか見られない縦縞のグリフェ仕上げを採用。この仕上げは光と調和すると、ライトブラウンからミラー効果のあるブラックへと表情が一変する。

Moser Streamliner
1920年代から1930年代で活躍した高速列車からインスピレーションを得たストリームライナーケースはそのままに、ラグを廃して一体型のSS製ブレスレットを採用。ミドルケースの側面が窪んでおり、サテン仕上げとブラッシュ仕上げ、そしてポリッシュ仕上げを交互に施している。この対照的な仕上げはブレスレットにも受け継がれており、非常に複雑な構造のリンクは垂直方向のサテン、ポリッシュを組み合わせた仕上げを取り入れている。スーパーコピー代引きダイヤル側のサファイアはドーム型風防、裏蓋はシースルーバック仕様となっていて、そこからモーザーのダブルストライプ仕上げを施したCal.HMC200ムーブメントが鑑賞可能だ。ソリッドゴールド製ローター、そして最低3日間のパワーリザーブを実現している。

H. Moser Streamliner Smoked Salmon brown dial
特別仕様のこのモデルは1年間限定の販売で、価格は312万4000円(税込)となっている。

我々の考え
まずH.モーザーのオーナーであるベルトラン・メイラン(Bertrand Meylan)氏は、同ブランド主力のストリームライナー・センターセコンド “グリーン・ドラゴン”モデルとの別れをほのめかした。そんななか、同氏の弟であるブランドCEO、エドゥアルド・メイラン(Edouard Meylan)氏が、自身のInstagramに釣り用のフライを投稿している。ふたりの兄弟、およびブランドは新たなリリースを予告し、我々を楽しませる方法を知っていたのだ。そして今回、最新カラーの“スモークサーモン”ストリームライナーは、かつての鮮やかなグリーンダイヤルと比べると、少し真面目で控えめな印象と言えるもので、いい気分転換にはなるだろう。

H. Moser Streamliner
ストリームライナーは私のお気に入りの腕時計のひとつで、あまり野暮ったいバリエーションでは見かけない。写真で見る限り、スモークサーモンダイヤルを強調したブラウン寄りのチョイスはいいと思うのだが、採用しているグリフェ仕上げにより“木目”調が強すぎないか、少々気になるところだ。だがモーザーの強みのひとつである、文字盤のセンスに疑いを持ったことはない。ということで、実際に見てみて光と色の遊びを存分に味わわないことには、想像の域を出ないと思う。

基本情報
ブランド: H.モーザー(H. Moser & Cie.)
モデル名: ストリームライナー・センターセコンド スモークサーモン(Streamliner Centre Seconds Smoked Salmon)
型番: 6200-1207

直径: 40.0mm
厚さ: サファイアクリスタルなしは10.3mm、ありは12.1mm。
ケース素材: ステンレススティール
文字盤: スモークサーモングリフェ仕上げダイヤル
インデックス: アプライド
夜光: グロボライト製®の時分針
防水性能: 120m
ストラップ/ブレスレット: 一体型SS製ブレスレット、フォールディングクラスプ、3つのSS製ブレード、モーザーロゴの刻印

H. Moser Streamliner movement
ムーブメント情報
キャリバー: HMC200
機能: 時・分・センターセコンド
直径: 32.0mm
厚み: 5.5mm
パワーリザーブ: 約72時間
巻き上げ方式: 両方向巻き上げ式自動巻き
振動数: 2万1600振動/時
石数: 27
追加情報: 独自のシュトラウマン®ヒゲゼンマイ、モーザーストライプ仕上げのムーブメント

価格 & 発売時期
価格: 312万4000円(税込)