カテゴリー: ゼニススーパーコピー

【2026年最新】ゼニス「クロノマスター スポーツ ブラック&ホワイト」が154万円で“高振動クロノグラフの頂点”と称される理由|El Primero 3600機芯・セラミックベゼル・1/10秒計測を徹底解説

【2026年最新】ゼニス「クロノマスター スポーツ ブラック&ホワイト」が154万円で“高振動クロノグラフの頂点”と称される理由|El Primero 3600機芯・セラミックベゼル・1/10秒計測を徹底解説

公開日:2026年4月21日

2024年に発表された ゼニス(ZENITH)『クロノマスター スポーツ ブラック&ホワイト』(型番:03.3100.3600/21.M3100)は、「現代クロノグラフの新基準」として、世界中のコレクターから熱狂的な支持を受けています。

このモデルは、単なる“スポーツクロノ”ではなく、36,000vph(5Hz)という独自の進化を遂げた、他ブランドには真似できない唯一無二の存在です。

本記事では、なぜこの一本が「ロレックス・デイトナやオメガ・スピードマスターを凌ぐ計測精度」と称されるのか、その魅力を徹底解説します。

モデル概要:エル・プリメロ伝統の現代的結晶

公定価格:¥1,540,000(メーカー希望小売価格)
ケースサイズ:41mm(厚さ13.5mm)—— 現代的かつ着けやすいバランス
素材:
ケース:ステンレススティール
ベゼル:ブラックセラミック製(タキメーター目盛り)
防水性能:100m
ムーブメント:完全自社製 El Primero 3600 自動巻き

記事中でも「ゼニスは長年、クロノグラフの巨匠として知られており、ブランドを象徴するエル・プリメロ機芯を搭載」と紹介されており、1969年の世界初自動巻きクロノグラフ誕生以来、そのDNAを継承しています。

革新機構①:1/10秒計測 —— 36,000vphがもたらす圧倒的精度

このモデル最大の特徴は、業界最高水準の高振動による1/10秒単位の計測能力です。

通常のクロノグラフ:28,800vph(4Hz)→ 1/8秒刻み
ゼニス El Primero 3600:36,000vph(5Hz)→ 1/10秒刻み
視覚効果:中央クロノ秒針が滑らかに高速回転 → 計測中の緊張感と機械美を同時に体感

記事中でも「1/10秒単位の計測は、他の多くのブランドが達成していない領域」と評されており、技術的優位性が明確です。

デザイン革新①:ブラック×ホワイトの高コントラスト三眼レイアウト

文字盤:ピュアホワイトベース+ブラックサブダイヤル(3時:30分積算、6時:12時間積算、9時:常時秒針)
インデックス・針:ブルー焼け針+スーパーラミノバ塗布 → クラシックながら高視認性
3時位置:日付窓(実用性向上)

この配色は、1969年初代エル・プリメロ “A386” の復刻カラーを現代的に再解釈したもので、ヴィンテージ愛好家にも高く評価されています。

機械性能:El Primero 3600 —— 自社一貫製造の高振動マスター

このモデルが搭載するのは、ゼニスが完全自社開発・製造する El Primero 3600 自動巻きムーブメントです。
項目 仕様

| 振動数 | 36,000 vph(5Hz)—— 業界トップクラス
| 動力貯蔵 | 60時間
| 精度 | -2~+2秒/日(COSC天文台認定+ゼニス独自テスト)
| 装飾 | サークル研磨(Circular Graining)+ブルー焼けネジ+エル・プリメロロゴ入りローター

「クロノグラフの心臓部を自社で完全にコントロールできる数少ないブランド」——
これがゼニスの最大の強みです。

実用性:セラミックベゼル+快適ブレスレット

ベゼル:ブラックセラミック製(タキメーター目盛り)→ 傷に強く、スポーティな印象
ブレスレット:ステンレス製+マイクロアジャストバックル付き → 工具不要で微調整可能
着け心地:ラグとの一体感が高く、41mmながら自然にフィット

記事中でも「スポーティでありながらエレガント。フォーマルシーンにも違和感なく溶け込む」と評されており、汎用性の高さが魅力です。

総評:154万円で手に入る“クロノグラフの教科書”

ゼニス「クロノマスター スポーツ ブラック&ホワイト」は、以下の点で他を圧倒します。

36,000vphによる1/10秒計測という他ブランドにない精度
1969年A386を継承するブラック×ホワイトのアイコニック配色
完全自社製El Primero 3600機芯の信頼性と装飾美
154万円という、同スペックでは突出したコストパフォーマンス

「クロノグラフ好きなら、一生に一度は手にすべき一台」——
この一文こそ、このモデルのすべてを言い表しています。
2026年現在、150万円前後で手に入る最も純粋かつ高性能な自動巻きクロノグラフとして、間違いなくおすすめできる傑作です。

関連SEOキーワード
ゼニス クロノマスター スポーツ、ZENITH Chronomaster Sport、03.3100.3600/21.M3100、エル・プリメロ 3600、1/10秒 クロノグラフ、36000vph 時計、ブラックホワイト 三眼、150万円 クロノグラフ

色彩の還元度がさらに進化:ゼニスが『ルパン三世』と新たな時計史を創造

ゼニス(ZENITH)とアニメ『ルパン三世』の因縁は、実に半世紀以上前に遡ります。1971年、テレビアニメ第1シリーズの放送当時、次元大介というキャラクターはすでにゼニスの「A384」をモチーフにした腕時計を身に付けていました。
しかし、当時は著作権の問題からブランドの正式な許諾を得ていなかったため、文字盤から「Z」や「H」のロゴが意図的に消されていました。この「禁断のアイテム」が、今や公式コラボレーションへと発展するとは、当時の制作陣も予想だにしたことでしょう。
2019年から始まったコラボレーション3部作(およびオークション用一点もの)を経て、今年ついにシリーズ第5弾となる**「A384 ルパン三世 コミック版 リミテッドエディション」が登場。今回はチタンケースとクリームダイヤル**の採用により、アニメの世界観を現実に忠実に再現した、まさに奇跡の一本です。
アニメ『ルパン三世』に登場するA384の変遷
アニメに登場するA384は、単一のモデルではなく、時代とともに変化していました。
● 初期(黒文字盤): 最初に登場したのは、冒頭でも触れた「ZENITH」の文字を消された黒文字盤モデル。
● 後期(パンダ文字盤): 第1シリーズ最終話あたりから登場したのが、グレー×ブラックのケースに、クリーム色(ベージュ)の文字盤を備えたモデルです。
今回の2025年限定モデルは、この「第1シリーズ後期に登場したA384」を完全復刻したものです。
A384が持つ制表史的意義
『ルパン三世』がA384を選んだ理由は、商業的な宣伝ではなく、当時の時計界におけるその「先進性」にありました。
1969年に発表されたA384は、世界初の自動巻きクロノグラフウォッチの一つです。
● ケース: 直径37mmの精鋼ケース。
● デザイン: 極めて高い識別力を誇る「パンダフェイス」(逆引き)。
● ムーブメント: 振動数36,000振動/時間(5Hz)という高振動レートを誇る**エル・プリメロ(El Primero)**自動巻きクロノグラフムーブメントを搭載。
この「自動巻き」「高振動」「クロノグラフ」という3大要素を兼ね備えたA384は、60年代の製表技術の最先端そのものでした。
2025年限定モデルのポイント
これまでのコラボレーション(3部作)とは一線を画す、今回の新作の特徴を押さえておきましょう。
1. ヴィジュアル:アニメ設定への完全回帰
従来の「3部作」がすべてステンレススチールだったのに対し、今回はグレーチタンを採用。表面は微粒子ブラスト仕上げが施され、アニメで描かれていた独特の鈍い光沢を現実に再現しています。また、これまでのモデルはシルバー文字盤が主流でしたが、今回は**クリーム色(ベージュ)**の文字盤を使用。アニメのセル画のように、わずかに黄ばんだような色調は、当時の空気感をそのまま切り取ったかのようです。
2. デザイン:次元大介のシルエット
裏ガラスには、次元大介が愛用する拳銃を構えるシルエットがレーザー彫刻されています。これは単なる装飾ではなく、アニメ『ルパン三世』の第1シリーズのオープニングに登場する、次元のシルエットを忠実に再現したもの。この細部へのこだわりが、ファンの心を掴みます。
3. ムーブメント:伝統と現代の融合
裏蓋からは、キャリバー 400(El Primero 400)が覗けます。これは1969年のオリジナルエルプリメロをベースに、現代の使用感覚に合わせて改良を加えたムーブメントです。高振動というDNAはそのままに、メンテナンス性や耐磁性能が向上しており、コレクションとしての価値だけでなく、実用時計としても十分な性能を備えています。
総括:フィクションとリクションの融合
ゼニスA384と『ルパン三世』は、まさに「相思相愛」の関係です。
多くのファンは、3部作の完結を以ってこのシリーズは幕を閉じるものだと考えていました。しかし、今回の次元大介特別仕様は、単なる続編ではなく、「アニメの設定資料を忠実に再現する」という新たな切り口を提示しました。
チタンケースによる軽量化と、クリーム文字盤による絶妙な経年変化風の色調。この一本は、アニメファンにとっても、時計愛好家にとっても、これまでで最も手に入れたい「時計」であることに違いありません。

ゼニス エル・プリメロ プロトタイプに敬意を表したクロノマスター オリジナル トリプルカレンダー

55年前の希少なエル・プリメロ プロトタイプに敬意を表した、まったく新しいコンプリートカレンダーキャリバー。

これこそ、私が支持できるリリースだ。これは新しいコンプリートカレンダーキャリバーを搭載したゼニス クロノマスター オリジナル トリプルカレンダーである。その外観から、すでに私はこの時計に心を奪われている。バランスの取れたデザイン、38mmのサイズ、そしてトリプルカレンダー ムーンフェイズ クロノグラフ。たぶん3年前であれば、新しいリリースに関して、この3つのことを言及するとは思ってもみなかっただろう。

しかし、それは物語の始まりに過ぎない。クロノマスター オリジナル トリプルカレンダーは実のところ、1970年に発表された希少なエル・プリメロへのオマージュで、そのコンセプトの証明としてわずか25本しか製造されなかった。ゼニスは、その遺産を現代のラインナップに組み込むという素晴らしい仕事をし、これはそのなかでも特に優れた作品のひとつといえる。

カラーオプションは3色。ホワイト、スレートグレー(オリジナルのプロトタイプへのオマージュ)、そしてブティック限定のグリーンだ。

ゼニスによれば、このケースは単にヴィンテージからインスパイアされているというだけではなく、1969年に発表されたオリジナルのA386の設計図とプロポーションを忠実に再現したものだという。クロノマスター オリジナル トリプルカレンダーのステンレススティール製ケースのサイズは38mm(ラグからラグまでは46mm)、厚さは13mmだ。文字盤カラーは、ホワイトにブラックのインダイヤル、スレートグレーにホワイトのインダイヤル、そしてブティック限定のグリーンエディションの3種類がラインナップされている。

さて、この時計について語る前に、この時計のインスピレーションの源となった1本について触れたいと思う。というのも、この時計は私をバネ棒のように締まりなくさせる類のものだからだ。1969年にオリジナルのエル・プリメロ A386は、トリプルカレンダー、ムーンフェイズ、クロノグラフを搭載するように設計された。ゼニスはこのアイデアをテストするため、25本のプロトタイプを製作したが、そのあいだにコアとなるクロノグラフの人気が急上昇。初の自動巻きクロノグラフのひとつとして人気が高まり市場に投入されると、カレンダー付きエル・プリメロの計画は頓挫したのだ。やがて70年代に、より宇宙時代的なものとして再検討されるまで放置されるに至ったのである。

これらエル・プリメロのプロトタイプはこれまでに数本しか公開されておらず、1本は2012年に約4万ドル(当時の相場で約300万円)で販売され、もう1本は2015年に約7万5000ドル(当時の相場で約940万円)で販売された。ゼニスはのちに、このプロトタイプを2012年に入手したことを明らかにした。それから12年後、新バージョンで再登場させたゼニスに対して、私はこう言わざるを得ない。よくやってくれた!

新しいクロノマスター オリジナル トリプルカレンダーは、1970年に製作された25本のエル・プリメロ プロトタイプをベースにしている。この計画は頓挫し、商業生産には至らなかった。のちにゼニスは、右のモデルを2012年に入手したことを明らかにしている。Images: Courtesy of Phillips and Christie’s

新しいスレートグレーモデルはオリジナルのプロトタイプをそのまま甦らせたもので、ほかのふたつはモダンなテイストを提供している。しかし、これらは忠実な復刻版ではない。クロノマスター オリジナル トリプルカレンダーはディナーの際にジャケットを羽織るようなデザインで、針とインデックスにはローズゴールドメッキが施され、よりドレスアップした印象を加えている。

ゼニスの新しいエル・プリメロ Cal.3610は、既存のエル・プリメロ クロノグラフキャリバーにカレンダーモジュールを追加したものだ。3万6000振動/時(5Hz)で駆動する同じベースムーブメントを用い、クロノグラフ針が10秒ごとに文字盤全体を回転する。そう、遊んでいて決して飽きることはなかった。

オリジナルのプロトタイプからインスピレーションを得たスレートグレー文字盤。

そしてモダンなグリーンの文字盤。

ホワイト文字盤とグレー文字盤は一般に販売され、グリーン文字盤はゼニスの実店舗およびオンラインブティックでのみ購入できるブティック限定エディションだ。いずれもカーフスキン製レザーストラップ、またはSS製ブレスレットを用意。希望小売価格はブレスレットモデルが183万7000円、ストラップモデルが176万円(ともに税込)だ。

ここ数年、私はゼニスがリリースする時計に感銘を受けてきたが、この時計もそのリストに加えてもいい。私が10年ほど前に時計に注目し始めたとき、正直に言うとゼニスにはあまり注目していなかった。それもすっかり変わってしまった。昨年のブラック文字盤の“クールな”エル・プリメロから、チタン製のデファイ リバイバル シャドウ(Three On Three記事でチューダーとグランドセイコーに真っ向勝負を挑んだ時計だ)まで、ゼニスは多くのブランドが目指すヘリテージと現代的ウォッチメイキングのあいだのスイートスポットを見つけることに成功している。これらの時計はすべてゼニスのヴィンテージウォッチとの明確なつながりがあるが、ヘリテージを誇張することはない。

これらの時計は完璧ではない。私はまだゼニスからよりよいブレスレットの登場を望んでいるが、それについては前回のエル・プリメロのレビューで取り上げたので、済んだ問題について論議するつもりはない。もうひとつ小さな要望を挙げるなら、オリジナルのプロトタイプには10時と2時位置にスターインデックスがあったことに気付いているだろうか? それを新しいクロノマスター オリジナル トリプルカレンダーにも組み込んで欲しかった。

ところで、ゼニスは以前にもこのようなことを行なっている。2014年に、ゼニスはエル・プリメロ トリプルカレンダー リミテッドエディション(エル・プリメロ 410)を発表した。しかしそれは42mmで、魂が欠けていたようだった。我々は皆この10年で長い道のりを歩んできたが、ゼニスの製品にはそれが如実に表れている。

スタンダードなエル・プリメロ クロノグラフは価格(ブレスレットで約150万円)面で厳しい競争に直面しているが、トリプルカレンダーとムーンフェイズを搭載してしまえば、直接の競争相手を考えるのは難しい。最も直接的なライバルは、ブライトリングのプレミエ B25 ダトラ42で、こちらは176万円(税込)だが、42mm×15.3mmというパッケージをの素晴らしい時計である。ミッドセンチュリーの美学がイームズチェアと共通するとしても、このふたつがまったく同じ手首を求めて競っているとは言い難い。

今月初め、LVMHは2017年からゼニスのCEOを務めてきたジュリアン・トルナーレ氏が退任し、タグ・ホイヤーの同職に就くと発表した。このような製品は、彼がブランドを前進させながら、いかに伝統を現代のカタログに取り入れたかを物語っている。私は彼がさらに重要な歴史を持つブランドであるタグ・ホイヤーでも同じことをしてくれることを願っている。

一方のゼニスは、この調子のままで。

基本情報
ブランド: ゼニス(Zenith)
モデル名: クロノマスター オリジナル トリプルカレンダー(Chronomaster Original Triple Calendar)
型番: 03.3400.3610

直径: 38mm(ラグからラグまでは46mm)
厚さ: 13mm
ケース素材: SS
文字盤: ホワイトにブラックのインダイヤル、スレートグレーにホワイトのインダイヤル、グリーンにエディションホワイトのインダイヤル
インデックス: ローズゴールド(メッキ)の針とインデックス
夜光: スーパールミノバ SLNC1
防水性能: 50m
ストラップ/ブレスレット: SS製ブレスレット、またはカーフスキンストラップ

ムーブメント情報
キャリバー: ゼニス エル・プリメロ 3610
機能: トリプルカレンダー(曜日、日付、月表示)、ムーンフェイズ表示、10分の1秒計測クロノグラフ(10秒ごとに文字盤を1周)
直径: 30mm
パワーリザーブ: 60時間
巻き上げ方式: 自動巻き
石数: 35
振動数: 3万6000振動/時(5Hz)
追加情報: コラムホイール式エル・プリメロ クロノグラフ

ゼニス デファイ スカイライン クロノグラフが新登場。

ゼニス デファイ スカイラインシリーズはますますラインナップを充実させているが、ある重要な複雑機構が欠けていた。その欠けたピースが、いま揃ったようだ。

ゼニスのデファイ スカイライン クロノグラフは、クロノグラフを注力してきた同ブランドの系譜と、現行のオールマイティーモデルとを効果的に融合させた新作となった。

先日、直径45mmのデファイ エクストリーム(いくつかの派生モデルを含む)を紹介したが、今回のリリースはやや過激さを抑えており、発表された3つのリファレンス(ブラック、ブルー、シルバー)すべてに42mmのスティールケースが採用されている。ケースの厚みやラグからラグまでの全長は公表されていないが、3万6000振動/時(5Hz)で駆動するこれらの新作クロノグラフは100m防水、ねじ込み式リューズ、スティール製ブレスレットとラバーストラップの両方が付属する(いずれもクイックチェンジ対応)。

依然として人気の高いブレスレット一体型スポーツウォッチのデザイン言語を踏襲するデファイ スカイライン クロノグラフは、ゼニスの自動巻きクロノグラフムーブメント、エル・プリメロ3600を採用。3万6000振動/時で動作し、10分の1秒までの表示(センターセコンド針による)を備えている。また、4時30分位置にはデイト表示も搭載した。ダイヤルをよく観察すれば(エル・プリメロ3600を知らない人は、なおさら注意深く眺めることになる)、クロノグラフスタート後、センターセコンド針が10秒ごとに1回転するのがわかる。ダイヤル上に60分積算計らしきものが追加されているのは、それが理由だ。このムーブメントは、インダイヤルとしてスモールセコンド(時刻用)、60秒計、60分積算計を備えている。

定価は176万円(税込)、3色からお好みの色が選択可能だ。

我々の考え
はっきり言って、僕はこの時計がすでに存在しているものと思い込んでいた。ゼニスがエル・プリメロを搭載した時計を発表するチャンスを今まで逃していたとは思えないからだ。むしろこれは非常にゼニスらしい時計であり、デファイ スカイラインのラインナップにおいて極めて自然なリリースであることは明白だ。

デファイ スカイライン クロノグラフはゼニスのクロノグラフのラインナップを拡大し、特にウブロのマーケットに割って入るものだ。エル・プリメロ、リバイバル、そしてクロノマスター・スポーツのような、ゼニスの定評あるモデルに代わるエル・プリメロ搭載モデルとして満を持してラインナップに追加されたのである。

基本情報
ブランド: ゼニス
モデル名 : デファイ スカイライン クロノグラフ(Defy Skyline Chronograph)
型番: 03.9500.3600/51.l001 (ブルーダイヤル)、03.9500.3600/01.l001 (シルバーダイヤル)、03.9500.3600/21.l001 (ブラックダイヤル)

直径: 42mm
ケース素材: ステンレススティール
文字盤: 3色(上記リファレンスのとおり)
防水性能: 100m
ストラップ/ブレスレット: スティールブレスレットとラバーストラップが付属(いずれもクイックチェンジ機能あり)

ムーブメント情報
キャリバー: エル・プリメロ3600
機能: 時・分表示、10分1秒計測クロノグラフ(中央のクロノグラフ針は10秒で1回転)、スモールセコンド、60分積算計、60秒計、日付表示
直径: 30mm
パワーリザーブ: 60時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 3万6000振動/時(5Hz)
石数: 35
追加情報:センター秒針で10分1秒を計測するため、インダイヤルにはクロノグラフ用の60秒計とクロノグラフの60分積算計を搭載。中央の大型秒針は10秒で1回転する(60秒で1回転ではない点に留意)。

価格 & 発売時期
価格: 176万円(税込)

新しく生まれ変わったヴィンテージCal.135、そして160年にわたるゼニスの精度追求。

ゼニス G.F.J.、ブランド創業者に捧げるヴィンテージクロノメトリックの復活

ブランドの歴史に詳しいなら、文字盤上の3文字とシンプルなモデル名の意味はすぐに理解できるだろう。ジョルジュ・ファーブル=ジャコ(Georges Favre-Jacot)を知らなければ少々首をかしげるかもしれないが、それでもまったく問題はない。要するにこの名前はゼニスの歴史、すなわちエル・プリメロ誕生以前の時代に深く根ざした姿勢を示しているのである。

A Zenith GFJ
2022年、ゼニスはカリ・ヴティライネン(Kari Voutilainen)氏と協力し、復元されたヴィンテージのCal.135-Oを搭載した10本限定の時計を製作した。当時のこれらに搭載されたムーブメントは、1950年代初頭にニューシャテル天文台コンクールに実際に出品された個体である。多くのコレクターは、このきわめて生産数の少ない限定モデルを、ここ数十年で最良のタイムオンリーゼニスと見なしている。38mmのプラチナケース、コンブレマイン製のギヨシェダイヤル、そしてヴティライネンによる手仕上げのムーブメントを備えたこのリリースは大きな成功を収め、ゼニスのクロノメーターヘリテージを時計界に強く印象づけた。

今回発表されたG.F.J.において、ゼニスは2022年の限定コラボレーションをさらに発展させた。このストーリーは完成した時計そのものと同様に、ムーブメントにも深く関わる内容である。

An old Zenith ad
1945年、ゼニスの技術部長であったチャールズ・ジーグラー(Charles Ziegler)は、エフレム・ジョバン(Ephrem Jobin)という時計師に、天文台コンクールの頂点を目指せるクロノメータームーブメントの開発を命じた。ジョバンは、独自の輪列配置を採用した13リーニュのCal.135を設計した。オフセンターに配置されたミニッツホイールによって、大型のバイメタル切りテンプ、“ギョームテンプ”(ブレゲひげゼンマイ付き)と大径の香箱が搭載可能となり、等時性と精度が向上した。最終的に、この“プレミアム”仕様であるCal.135-Oは天文台クロノメーターコンクールにおいて230以上の部門別最優秀賞を獲得。時計史上、最も多くの受賞歴を誇るムーブメントとなった。

“ノーマル”バージョンであるCal.135は、1948年から1962年にかけて約1万1000個が製造された。基本的には、Cal.135-Oと同一のムーブメントである。天文台コンクール用にはゼニスの精鋭時計師であるシャルル・フレック(Charles Fleck)やルネ・ギガックス(René Gygax)らが、Cal.135のなかから優秀な個体を厳選し、調整・レギュレーションを施すことでCal.135-Oへと仕立て上げたのである。

A Zenith GFJ movement
The Zenith GFJ buckle
The Zenith GFJ dial macro
2025年に登場する新作G.F.J.において、ゼニスは1962年以来初めてこの伝説的キャリバーを製造することとなった。新Cal.135は、オリジナルの設計とサイズ(直径13リーニュ、厚さ5mm)を忠実に踏襲しつつ、ごくわずかに再設計が施されている。1万8000振動/時(2.5Hz)で駆動する手巻きムーブメントは、オリジナルの約40時間に対して約72時間のパワーリザーブを実現。トップセコンド機構を備えつつCOSC認定を取得しているが、実際にはCOSC基準を大きく上回り、日差±2秒以内の高精度を誇る。ムーブメントの受けには、ル・ロックルにあるゼニス本社の赤と白のレンガ造りのファサードをモチーフとした、特徴的な“ブリック”ギヨシェスタイルで飾られている。

G.F.J.は直径39.15mm、厚さ10.5mm、ラグからラグまでが45.75mmのプラチナケースに収められており、程よいサイズ感を備えた現代的な時計である。サイズこそ現代的だが、段差のついたベゼルやラグにはヴィンテージから着想を得たディテールが随所に見られる。

A Zenith GFJ dial macro
文字盤中央にはゴールドのパイライト(黄鉄鉱)を自然にちりばめた、深いブルーのラピスラズリが配されている。アウターリングにはムーブメントと同様、“ブリック”ギヨシェ模様が施され、6時位置に配された大型のスモールセコンドはマザー・オブ・パール製で、豊かな質感とコントラストを生み出している。面取りされたホワイトゴールド製のアワーマーカーと、40個のホワイトゴールド製ビーズによるミニッツトラックはすべて手作業で植字され、スリムなWG製の針が全体のデザインを引き締めている。

G.F.J.は160本限定で、価格は695万2000円(税込)。ゼニスブティックおよび正規販売店限定で、現在予約注文を受け付けている。

我々の考え
ヴィンテージ愛好家であり、Cal.135のファンとしてはどうしてもこのムーブメントにばかり目がいってしまう。何十年も前のムーブメントを復活させることは決して容易なことではない。多くの場合、当時の製造用工具は失われ、キャリバーに精通した時計師たちもすでに現役ではない。ブランドはこうした状況のなかゼロから開発を始めなければならず、そのR&D(研究開発)コストは莫大なものとなる。そうした事情を理解したうえで、ゼニスが最も歴史的に重要なタイムオンリーキャリバーを正統な形で蘇らせたことに、心から敬意を表したい。

A Zenith GFJ
時計自体の仕上がりも素晴らしい。明らかにG.F.J.は、内部に搭載されたムーブメントに最大限の注目を集めるためにつくられたプレミアムな製品である。もしゼニスが、よりシンプルで手ごろな価格のステンレススティール製でこの“新しい”キャリバーを発表していたなら、ほかのWatches & Wondersモデルに埋もれてしまったかもしれない。そうした仮想的なバージョンのほうが、より幅広い時計愛好家にとって商業的には魅力的だった可能性はある。しかし、今回ゼニスが選んだアプローチには大きな意味があると感じる。

G.F.J.は、いわば“ハローモデル”である。最終的に購入することになる160人のコレクターは、間違いなく大いに満足するだろう。そして残るゼニス愛好家やゼニスに興味を持つ者たちは、次の機会を待つことになる。ブランドが60年以上の時を経てムーブメントを復活させるのは、160本を製作して終わるためではない。Cal.135を搭載した新たなモデルが今後登場する可能性は高い。もし、ゼニスの現代Cal.135の第1弾かつ最も強いインパクトを放つバージョンを手に入れたいなら、このモデルこそがまさにそれだ。G.F.J.は細部まで緻密につくり込まれており、ダイヤルも実に美しい。Watches & Wonders 2025における、最も注目すべきヴィンテージインスパイアの新作のひとつとなるに違いない。