月別: 2025年12月

【ティソ・恒星Sideral】評価|カーボン×蛍光イエローの「暴れん坊」デザインが、予算内に買えるって本当か?

「カーボンファイバーの時計って、どうしても高級過ぎる…」。
そんな常識を覆す、「手に取りやすい価格帯」で登場したのが、ティソの「恒星(Sideral)」シリーズの最新作です。
見た目のインパクトは「視覚暴擊(Visual Impact)」そのもの。真っ黒なカーボンに、鮮やかな「明黄色(イエロー)」が散りばめられており、かつて「若者にこそ使ってほしい」と謳われた1970年代のDNAを、見事に現代によみがえらせています。
今回は、この「軽くて・カラフルで・タフ」な時計の魅力を、徹底解剖していきます。
🚀 歴史に学ぶ:1971年の「革新」を、2023年にアップデート
ティソの「恒星(Sideral)」という名前は、時計好きならずとも知る「伝説的なシリーズ」です。
1971年当時: 航空宇宙産業の技術を取り入れ、世界初の「ガラス繊維ケース」を採用。当時としては画期的に「軽くて丈夫」な素材として、若者を中心に大ヒットしました。
2023年の今: そのDNAを受け継ぐ素材が、「フォージドカーボン(Forged Carbon)」です。
今回は、その「軽さ」と「独特の渦巻くような模様(水波紋)」を活かしつつ、現代の技術でさらに進化させています。
🎨 デザイン:真っ黒に映える「原色」の美学
この時計の一番の見どころは、「カラーリング」です。
ベース: ケースは深邃なブラックのカーボン。ただし、ケース全体がカーボンではなく、「カーボンで精鋼を包む(Carbon-wrap-Steel)」構造を採用しています。これにより、コストパフォーマンスを高めつつ、ムーブメント周りの強度を確保しています。
アクセント: そこに、1971年当時の復刻モデルを彷彿とさせる「明黄色(Yellow)」と、「赤・緑」の5分刻みインデックスが配置されています。
これは単なる「派手さ」ではなく、「ヨットレース」のための機能です。
5分刻み表示: ヨットレースのスタート前に、5分前・4分前…と時間を刻みながらスタートするための目安です。
視認性: 明黄色の分刻みと、赤い秒針(尾端にはティソの「T」ロゴ付き)が、黒い文字盤に非常に映えます。
⚖️ 装着感:41mmの黄金サイズと「88g」の驚異的な軽さ
サイズは、男性の手首にちょうど良い41mm。
ただし、厚さは回転ベゼルの機構上、14.4mmとやや厚めの設定です。しかし、ここでカーボン素材の恩恵を存分に受けます。
重量: 実測でわずか88g。
比較: 同サイズのステンレス製時計(通常150g〜200g)と比べると、まるで「腕時計を付けているのを忘れる」ほどの軽さです。
スポーツ時の「邪魔にならない」快適さや、長時間の着用でも「手首が疲れない」点は、実際に手に取ってみないと分からない、この時計の最大の強みです。
⚙️ 中身:80時間動力の「定番ムーブメント」を搭載
見た目は派手ですが、中身は非常に地味に実用的な設計です。
ムーブメント: Powermatic 80 自動巻きムーブメントを搭載。
動力: 80時間の長動力。週末に外しても、月曜日には動いてくれます。
耐磁: Nivachron遊絲を採用しており、日常的な磁気に強く、精度も安定しています。
防水: 300m防水。見た目はカラフルですが、立派なプロフェッショナルダイバーズウォッチの資格を持っています。
📝 総括:ティソ「恒星Sideral」スペックまとめ
表格
項目 詳細
モデル名 ティソ 恒星 Sideral (2023年新作)
ケースサイズ 41mm × 厚さ 14.4mm
素材 フォージドカーボン(カーボン包鋼)
重量 88g(驚異的に軽い)
ムーブメント Powermatic 80(80時間駆動)
防水 300m
特徴 ヨットレース用5分刻みベゼル
💡 なぜこの時計が「買い」なのか?
この「恒星 Sideral」は、ティソが持つ「伝統(Heritage)」と「革新(Innovation)」の両方を味わえる、非常に稀有な時計です。
「派手すぎない個性」が欲しい人: 明黄色のアクセントは、ビジネスカジュアルにも意外と合い、主張しすぎず「一味違う男」を演出してくれます。
「軽さ」を求める人: 実用工具時計でありながら、この軽さは、アクティブなシーンで大きなアドバンテージになります。
半世紀前の革新が、現代のカーボン技術と融合したこの1本。「若者にこそ使ってほしい」という1970年代のメッセージは、今も色褪せていないと言えるでしょう。

色彩の還元度がさらに進化:ゼニスが『ルパン三世』と新たな時計史を創造

ゼニス(ZENITH)とアニメ『ルパン三世』の因縁は、実に半世紀以上前に遡ります。1971年、テレビアニメ第1シリーズの放送当時、次元大介というキャラクターはすでにゼニスの「A384」をモチーフにした腕時計を身に付けていました。
しかし、当時は著作権の問題からブランドの正式な許諾を得ていなかったため、文字盤から「Z」や「H」のロゴが意図的に消されていました。この「禁断のアイテム」が、今や公式コラボレーションへと発展するとは、当時の制作陣も予想だにしたことでしょう。
2019年から始まったコラボレーション3部作(およびオークション用一点もの)を経て、今年ついにシリーズ第5弾となる**「A384 ルパン三世 コミック版 リミテッドエディション」が登場。今回はチタンケースとクリームダイヤル**の採用により、アニメの世界観を現実に忠実に再現した、まさに奇跡の一本です。
アニメ『ルパン三世』に登場するA384の変遷
アニメに登場するA384は、単一のモデルではなく、時代とともに変化していました。
● 初期(黒文字盤): 最初に登場したのは、冒頭でも触れた「ZENITH」の文字を消された黒文字盤モデル。
● 後期(パンダ文字盤): 第1シリーズ最終話あたりから登場したのが、グレー×ブラックのケースに、クリーム色(ベージュ)の文字盤を備えたモデルです。
今回の2025年限定モデルは、この「第1シリーズ後期に登場したA384」を完全復刻したものです。
A384が持つ制表史的意義
『ルパン三世』がA384を選んだ理由は、商業的な宣伝ではなく、当時の時計界におけるその「先進性」にありました。
1969年に発表されたA384は、世界初の自動巻きクロノグラフウォッチの一つです。
● ケース: 直径37mmの精鋼ケース。
● デザイン: 極めて高い識別力を誇る「パンダフェイス」(逆引き)。
● ムーブメント: 振動数36,000振動/時間(5Hz)という高振動レートを誇る**エル・プリメロ(El Primero)**自動巻きクロノグラフムーブメントを搭載。
この「自動巻き」「高振動」「クロノグラフ」という3大要素を兼ね備えたA384は、60年代の製表技術の最先端そのものでした。
2025年限定モデルのポイント
これまでのコラボレーション(3部作)とは一線を画す、今回の新作の特徴を押さえておきましょう。
1. ヴィジュアル:アニメ設定への完全回帰
従来の「3部作」がすべてステンレススチールだったのに対し、今回はグレーチタンを採用。表面は微粒子ブラスト仕上げが施され、アニメで描かれていた独特の鈍い光沢を現実に再現しています。また、これまでのモデルはシルバー文字盤が主流でしたが、今回は**クリーム色(ベージュ)**の文字盤を使用。アニメのセル画のように、わずかに黄ばんだような色調は、当時の空気感をそのまま切り取ったかのようです。
2. デザイン:次元大介のシルエット
裏ガラスには、次元大介が愛用する拳銃を構えるシルエットがレーザー彫刻されています。これは単なる装飾ではなく、アニメ『ルパン三世』の第1シリーズのオープニングに登場する、次元のシルエットを忠実に再現したもの。この細部へのこだわりが、ファンの心を掴みます。
3. ムーブメント:伝統と現代の融合
裏蓋からは、キャリバー 400(El Primero 400)が覗けます。これは1969年のオリジナルエルプリメロをベースに、現代の使用感覚に合わせて改良を加えたムーブメントです。高振動というDNAはそのままに、メンテナンス性や耐磁性能が向上しており、コレクションとしての価値だけでなく、実用時計としても十分な性能を備えています。
総括:フィクションとリクションの融合
ゼニスA384と『ルパン三世』は、まさに「相思相愛」の関係です。
多くのファンは、3部作の完結を以ってこのシリーズは幕を閉じるものだと考えていました。しかし、今回の次元大介特別仕様は、単なる続編ではなく、「アニメの設定資料を忠実に再現する」という新たな切り口を提示しました。
チタンケースによる軽量化と、クリーム文字盤による絶妙な経年変化風の色調。この一本は、アニメファンにとっても、時計愛好家にとっても、これまでで最も手に入れたい「時計」であることに違いありません。

本気で遊びたいならコレだ! ロンジンの「手動巻き飛返計時」は、真のマニアのための選択肢

世界有数の規模を誇る名門時計ブランド・ロンジン。そのラインナップは、各価格帯における大衆向けモデルだけではありません。むしろ、ここ最近のロンジンの真骨頂は、「手動巻き飛返計時」といった、マニア垂涎の「ニッチかつハードコア」なモデルを、比較的手が届く価格で提供している点にあります。
約8万円で味わえる「飛返計時」とは?
今回ご紹介するのは、「先行者シリーズ(Spirit)」に登場した飛返計時「手動巻きモデル」です。
ステンレススチールケース、サイズは39.5mm。価格はレザーストラップモデルが38,900元(約80万円)、ステンレススチールブレスレットモデルが40,600元(約83万円)です。
ご存知の通り、ロンジンは2020年に航空機器と復刻時計への敬意から生まれた「先行者シリーズ」を発表して以来、同ブランドの看板モデル・高級ラインとして確立してきました。
その中でも、最もハイエンドな存在がこの「飛返計時」モデルです。そのハードコアさはどこまでかというと、一般的に「飛返機能(フライングバック)」は、ロレックスやオメガの通常のクロノグラフには備わっておらず、宝珀やオーデマピゲといった上位ブランドのモデルにこそ見られる、いわば「高級装備」です。
そんな高級装備を、ロンジンは約8万円という驚異的な価格で提供しているのです。これこそが、まさに「ハードコア」たる所以です。
「手動巻きモデル」がマニア受けする理由
2023年に発表された先行者飛返計時「自動巻きモデル」が、大衆的な使い勝手を追求したモデルだとすれば、今年(2025年)に登場したこの「手動巻きモデル」は、真の時計愛好家(マニア)に向けて作られた一台です。
まず何よりの変更点は、サイズダウンです。
39.5mm × 厚さ13.4mmというサイズは、クロノグラフとしては非常にコンパクトかつ薄型。対照的に、2023年の自動巻きモデルは42mm × 17mmの厚みがありました。見た目は似ていても、そのフィット感は全く別物です。
デザインのこだわり:より一層の「復刻感」へ
見た目の違いも見逃せません。
新デザインのセラミックベゼル:
以前のモデルにはあった「小さな四角形の目盛り」が廃され、ベゼルには45、30、15という「逆数(カウントダウン)」の数字が配されています。もちろん、セラミック素材で夜光処理も施されています。
文字盤の変更:
先行者シリーズのシンボルである「五星マーク(五つ星)」は省かれ、代わりに「天文台公式認定(CHRONOMETER OFFICIALLY CERTIFIED)」の文字が。また、ケースサイズが小さくなったことで、3時と9時のサブダイヤルが文字盤外周のアラビア数字(2、4、8、10)の一部を覆うように配置されています。
箱型サファイアガラス:
文字盤全体はゴールドトーンで統一され、それに相応しく箱型(エクスクーバー)のサファイアクリスタルガラスが採用されています。これにより、昔の時計のような、独特の復刻感あふれる佇まいが実現しました。
こだわりの「手動巻きムーブメント」
裏返して見ると、そのコンパクトさの秘密が明らかになります。
L792.4 手動巻きムーブメントを搭載。これは、自動巻きモデルに搭載されていたL791から自動巻き機構(ローター)を取り払い、厚みを大幅に削減したモデルです。
ムーブメントの見どころ:上層のブリッジにはジネーブストライプ(波模様)が施され、青色のカラムホイール(柱状輪)や青焼きネジが顔をのぞかせています。
高級機構:アンチショック機構には「双T避震器」を採用。振り子(テンプ)は無卡度(デトネーター)式で、シリコン製遊丝を備え、高い耐磁性能を維持しています。
ちなみに、この手動巻きモデルには「時計表示盤」が省かれています(30分計とスモールセコンドのみ)。これは、飛行士が航続時間を計測する際、30分もあれば十分だったという当時の航空事情を再現しているためです。
総括:ハードコアな1選
公価約8万円という価格帯で、この「手動巻き+飛返計時」という組み合わせを提供するブランドは他にありません。
ステンレススチールブレスレットモデルは、新設計の微調整機構付きフォールディングクラスプ(折り畳み式バックル)を採用しており、着け心地も非常に洗練されています。
ロンジンは近年、この「先行者シリーズ」を通じて、金無垢モデルや包金モデルなど、高価値モデルの投入を増やしています。そんな中で、この手動巻き飛返計時モデルは、機能主義と復刻美学が見事に融合した、「本気の遊び心」を持った一台だと言えるでしょう。

ジャガー・ルクルト Olivecoatがレベルソ誕生の物語を再び紡ぐ「メイド・オブ・メーカーズ™」プログラムの最新コラボレーションを発表します。

レベルソの誕生を称える、ジャガー・ルクルトの 「メイド・オブ・メーカーズ™」プログラムによる新しいコラボレーションは、ウェブコミックデザイナー OLIVECOAT

クラシックアートの限界に挑戦
「メイド・オブ・メーカーズ™」プログラムは、ウォッチメイキングとアートの世界を結びつけ、 創造性、専門性、精度というジャガー・ルクルトの価値観を共有する時計製造以外の分野のアーティスト、デザイナー、職人とのコラボレーションを促進しています。このプログラムでは、クラシックアートを変化のないもの、あるいは過去に縛られたものとして捉えるのではなく、その絶え間ない 改革を強調し、今日の創造性を導き出す源泉として称えることに挑戦します。今日クラシックと呼ばれるものが発表当初は前衛的だと見なされていたのと同様、「メイド・オブ・メーカーズ™」プログラムでは、伝統的な形式や技法が、新しい素材やメディアによってどのように再構成されるかを探求し、過去と現在の対話に新たな視点を提供します。ジャガー・ルクルトの時計職人のように、アーティストたちは限界を押し広げ、新たな地平を開拓しながらも、創造性の基盤としての伝統を尊重し、時計製造とクラシックアートの両方がいかに人間の創造性を表現し、時代の文化を反映して、感情を引き起こすかを浮き彫りにしています。

今日までに、「メイド・オブ・メーカーズ™」コミュニティには、アーティストのザイムーン(スイス)、マイケル・マーフィー(米国)、ギヨーム・マルマン(フランス)、レタリングアーティストのアレックス・トロシュート(スペイン/米国)、パティシエのニーナ・メタイエ(フランス)、ミクソロジスト(バーテンダー)のマティアス・ジルー(フランス)、デジタルメディアアーティストのイーユン・カン(韓国)、ミュージシャンのTØKIO M¥ERS(英国)、マルチメディアアーティストのブレンディ・ワイディンガー(米国)、シェフのヒマンシュ・サイニ(インド)、ストリートライトペインターのロイ・ワン(中国)、調香師のニコラ・ボンヌヴィル(フランス)、デザイナーのハリド・シャファール(UAE)、シェフ・ショコラティエのマチュー・ダヴォワンヌ(フランス/スイス)、アニメーション映画監督のジャッキー・ワン(中国)が登場し、現代ビジュアルアート、ガストロノミー、音楽、香水の世界を展開してきました。今回、Olivecoat(フィリピン)との新たなコラボレーションにより、「メイド・オブ・メーカーズ™」のポートフォリオにウェブデザイン作品が加わりました。

[「メイド・オブ・メーカーズ™」]
「メイド・オブ・メーカーズ™」プログラムは、ウォッチメイキング以外のさまざまな分野のアーティスト、デザイナー、職人たちのコミュニティを一つにまとめます。ウォッチメイキングとアートの間に存在する対話を拡大するこのプログラムは、創造性、専門性、精度といったジャガー・ルクルトを常に定義してきた基本原則を土台としています。このプログラムは、ジャガー・ルクルトの価値を共有し、さまざまに異なる、時には予期せぬ素材や媒体を通じて、表現の新しい形を探求する作品作りをしているワールドクラスのクリエイターたちにフォーカスしています。毎年、ジャガー・ルクルトが世界各地で開催する展覧会に、プログラムを通じて制作された新作が登場し、選ばれたテーマを発展させ、観客がアートや技巧、デザインに関する幅広い話題に加わる新しい機会を作り出します。

現代の視線で描く第9の芸術
コミックストリップは、20世紀半ばにフランス語圏で生まれたバンド・デシネに起源を持つ現代のポップカルチャー現象として広く見なされている一方、連続した絵で物語を語る芸術であるアメリカのスーパーヒーローや日本の漫画は、先史時代の洞窟壁画、ローマ時代の記念碑のレリーフ、中世の挿絵付き写本にまで遡ることができます。
現代漫画の父として認識されているスイスの教師であり、作家、風刺画家であるロドルフ・テプフェールは、19世紀半ばに、吹き出しやオノマトペを初めて用いた枠付きの連続スケッチを発表しました。1964年、フランスの批評家クロード・ベイリーは、「第9の芸術」(neuvième art)という用語を提唱し、漫画を美術の正統な範疇に位置づけました。この文化的認知は、2009年にルーブル美術館が「第9の芸術」をテーマに展覧会を開催したことで改めて確認されました。今日、ウェブコミック(主要なプラットフォームの名前にちなんでウェブトゥーンとも呼ばれる)は、モバイルデバイスに最適化された縦スクロールの連載コミックによって、デジタル画面を通してこのアートを再解釈しています。

ウェブコミックデザイナー
フィリピンのセブ島を拠点に活動するウェブコミックデザイナー、Olivecoatは、手描き、象徴主義、ストーリーテリングといった古典的なコミックのコードと、現代的なデジタルコラージュや実験的なビジュアルを融合させています。ウェブコミック界の才能ある新進気鋭のアーティストであるOlivecoatの作品は、想像力豊かな物語、優しいキャラクターとのやりとり、自意識過剰なユーモアを、独特のパステルカラーと丁寧に作り込まれたコマと組み合わせた表現が特徴的です。

Olivecoatにとって、ストーリーテリングは工芸を超越したものであり、人とつながり、内省し、微細な人間の真実を明らかにする手段です。彼女の作品は、登場人物がまるで実在の人物のように感じられる物語にインスパイアされ、本物のキャラクターダイナミクスに深く根ざしています。「キャラクターダイナミクスが、ページ上のキャラクターというより、まるで現実の人間のように肉付けされているように感じられる番組を観るのが好きで、それが私を突き動かしているのだと思います」と彼女は説明します。「私は常に自分の物語を通して、どのように読者とつながり、彼らが理解されていると感じているかについて、フィードバックを読んでいます。コメントには、『これが普遍的な経験だとは思わなかったが、深く心に響いた』などがあり、それがクリエイターとしてのモチベーションを高めてくれます。」

永遠のアイコンを新たなレンズで語る
ジャガー・ルクルトがOlivecoatに依頼したレベルソのウェブコミックは、ブランドを象徴するタイムピースの一つに新たな視点をもたらすことを目的に、伝統、革新、芸術的な融合を一つにします。現代的なビジュアルストーリーテリングのレンズを通して、このデジタルプロジェクトはレベルソが生まれた本質を捉えつつ、文化やプラットフォームを超えた新たな読者層を魅了します。

アーカイブにインスパイアされたフィクション:レベルソの豊かな歴史的遺産から着想を得たウェブコミックは、その誕生の物語をドラマチックに描き、アーカイブに基づく事実を魅力的なフィクションへと変化させ、より幅広い読者を高級時計製造の世界へと誘います。

東洋的に解釈した西洋の物語:漫画のような東洋の視覚的伝統に影響を受けたグラフィックスタイルによって、レベルソの物語は新鮮な視覚言語を通して再解釈されています。東洋と西洋が出会うというこのアプローチは、2つの文化、2つの美学、そして2つの物語のテンポの間にダイナミックな 対話を生み出します。

時計製造のウェブコミック:このプロジェクトは、モバイルプラットフォーム向けに制作された縦スクロールの連載コミックとして、時計製造のクラフツマンシップをデジタルネイティブのストーリーテリングの領域に持ち込み、第9の芸術の古典的なコードを現代的なフォーマットで蘇らせます。

物語、映像文化、デジタルメディアの革新的な融合を通して、レベルソのウェブコミックは、時計製造のアイコンの遺産を称えるとともに、スクロールするたびに新しい世代の読者に語りかけます。

偉大な物語のメイキング
Olivecoatがジャガー・ルクルトのために制作したレベルソのウェブコミックは、時間、場所、行動という古典的な統一性をエレガントに響かせながら、説得力のあるストーリーテリングの真髄を体現しています。
時代の中のひとコマ:活気あふれる狂騒の20年代と、レベルソ・ウォッチが誕生した記念すべき1931年を背景に、歴史の転換点を捉えています。

場所の感覚:物語は、読者をシームレスに2つの象徴的な場所へと誘います。1つは、時計の革新的なリバーシブルケースの着想源となったインドのポロ競技場、そして2つ目は、クラフツマンシップと精密さによってビジョンに命が吹き込まれるル・サンティエの名高い工房です。

キャラクターの定義:このウェブコミックは、先見の明を持つ起業家セザール・ド・トレーと熟練した時計職人ジャック=ダヴィド・ルクルトという魅力的なキャラクターを中心に、創造性、コラボレーション、不朽の遺産といった時代を超えた物語を描いています。
このアイコン、物語、伝統の融合は、コミックの芸術にもレベルソの精神にも敬意を表するストー リーテリング体験を生み出します。

Olivecoatのウェブコミック『REVERSO』は、2025年10月17日にオンラインで一般公開予定。印刷形式でも製作され、ジャガー・ルクルトから特定のお客様やコレクターへ贈呈されます。

「ウェブコミックデザイナーのOlivecoatとコラボレーションができて光栄です」と、ジャガー・ ルクルトCEOのジェローム・ランベールは述べています。「彼女は生来の才能と独学で培った技を駆使し、古典的な技法を現代的な視点で再解釈するため、『メイド・オブ・メーカーズ™』プログラムにぴったりです。時代を超越した美学と洗練されたストーリーテリングに対する彼女のコミットメントは、ジャガー・ルクルトの価値観と深く共鳴し、彼女はこのプログラムの自然な創造的代弁者となり、クラフツマンシップと革新性を称えるのにふさわしい存在となっています。」

[OLIVECOAT]
フィリピンのセブ島で生まれ、現在も同じ地で活動しているOlivecoatは、ウェブコミック(ウェブトゥーンとも呼ばれる)の世界の新星として認識されています。独学で学んだ彼女の繊細でありながら表現力豊かなアートスタイルは、強い物語の感覚と融合し、世界中で熱狂的なファンを獲得しています。彼女は13歳のとき、感情の探求として、また想像の中に安全な空間を作り出す方法として絵を描き始めました。妹と一緒に、その後4年間かけて初の公開ウェブトゥーン『Honbarian』となる作品の草稿を作り上げました。しかし、彼女はまず、 プロとして回り道をします。インテリアデザインを専攻して卒業し、10年間デザイン事務所を経営して成功しましたが、これは、空間感覚と視覚的構成力を磨く経験となりました。新型コロナウイルスによるロックダウンによって、世界中で活動がストップした時、彼女は初心に戻り、古いiPadを手に取り再び絵を描き始めました。それはただ、10代の頃の物語を完結させるためのものでした。しかし、2021年、Webtoon Canvasで『Honbarian』の第1話をOlivecoat名義で発表すると、急速にフォロワーを増やし、継続的に創作活動を行うことになります。2022年にはスピンオフ・コミック『Orchard House』を発表し、その後グラフィックノベルも完成しました。

<ブランパン>美しい秋色に彩られた 新作 ヴィルレ コレクションを発表

ブランパンは、美しい秋色の新しい文字盤、さりげなく再解釈した審美的なディテール、手作業で美しく仕上げられた自社製 ムーブメント。ブランパンを象徴するモデルが、その全てを備えた3種類で発表しました。

ヴィルレ、黄金の時間
美しい秋色の新しい文字盤、さりげなく再解釈した審美的なディテール、手作業で美しく仕上げられた自社製
ムーブメント。ブランパンを象徴するモデルが、その全てを備えた3種類で発表しました。ヴィルレ コレクション
は、卓越した技術と、ブランパンのスタイルの純粋性という2つの遺産を受け継いできました。これこそが、ブランパンのスタイルを最も真摯に表しています。
2025年のコレクションでは、創造性および技術的に重要な功績を示す3つのモデルが登場します。

3つのアイコニックなモデルが新しく16のリファレンスで登場
2つのサイズ(40 mmおよび33.20 mm) 、18Kレッドゴールド製とステンレススティール製でご用意
• 日付表示を備えた自動巻き三針モデル(40 mm)
• ムーンフェイズを備えたコンプリートカレンダー(40 mm)
• ムーンフェイズ カレンダー (33.2 mm)

≪主な特徴≫
• 文字盤:細かくグレインを施したオパリンダイヤルとゴールデンブラウンダイヤルを採用。

• インデックスと針:表面にサテン仕上 げを施し、ポリッシュ仕上げの面取り加工を施した、洗練された18Kゴールド製ローマ数字、発光塗料のインサートを施したほっそりとした針。

• 表現力豊かなムーンフェイズ:特徴 的な顔をあしらったサテン仕上げの膨らんだ18Kゴールドムーンを備えたセラミック製ディスク 、深みと存在感を引き立てる大きな窓の中にセットされています。

• 新しいローター:オープンワーク 、ポリッシュ仕上げの面取り加工を施したサテン仕上げのゴールド製、機械式ムーブメントの美しさを見ることができ、卓越した仕上げを引き立てます。

• 卓越した技術:オートオルロジュリー ( コート・ド・ジュネーブ 、面取り )の伝統に則って装飾を施した自社製自動巻きムーブメントに、新しいサテン仕上げと、角度にポリッシュ仕上げを施したオープンワークのローター。コンプリートカレンダーには 、特許を持つアンダーラグコレクターが装備され ています 。
全てのムーブメントには5年間保証が提供されます。

• ストラップ:クイックチェンジシステ ム搭載、新しい4色展開(ブラウン、ブルーグレー、ハニー、ベージュヌバックベルベット)、自然な経年変化を楽しめる、しなやかなバローロ仕上げ。

1983年、ブランパンは、当時最小のコンプリートカレンダームーンフェイズ(キャリバー6395、直径21mm)という象徴的なモデルを発表しました。ダブルステップ・ベゼルと、控えめで洗練された美しさを備えたこのタイムピースは、今日のヴィルレを定義し続けるコードを既に体現していました。

ひとつのモデルというだけでなく、それは力強いシンボルであり、スイスの機械式時計製造業界が揺らいだ時、業界の自信を取り戻すことに貢献する、先見の明のある時計でもありました。電子時計の参入に対して、ブランパンは、機械式時計は複雑なクラフツマンシップ、そして芸術性、審美性、伝統、革新性を組み合わせたことで傑出していることを示しました。1983年のムーンフェイズは、この違いを体現し、情熱と卓越した職人技によって生まれた本物の時計製造のルネッサンスへの道を開きました。

ムーンフェイズ、ブランパンの象徴
ブランパンのムーンフェイズは、その種類の豊富さと豊かさによって、時計製造界においてユニークな立ち位置を保っています。詩的にも技術的にも複雑なこのコンプリケーションは、メゾンの復活において、また広義的にはスイス時計製造のルネッサンスにおいて、重要な役割を果たし、以来、ブランパンを最も象徴するシグネチャーモデルのひとつとなりました。

伝統に忠実に、月には常に顔が描かれています。シンプルな美しさとはかけ離れたこのアプローチ方法は、天体を擬人化し、時の経過のパートナーとした何世紀にもわたる時代の象徴主義、文学、通念を取り入れています。この遺産を再解釈することによって、ブランパンの熟練した時計職人たちは、そのモデルにロマンティックな側面を吹き込み、機械の精度と天空の想像をつなぎ合わせています。

「このタイムピースは、伝統的な時計作りへのオマージュ以上のものです」
と、マーク A. ハイエック、ブランパン社長兼CEOは回想します。
「これは、新たな視点を開き、機械式時計製造への関心に再び火を点けました」

• さりげなく再解釈されたケース(Ref. 6654N):洗練されたフォルム、よりスリムになったベゼル、より軽い外観、大きくなったリューズ、再設計されたラグによって優雅さや快適さが際立ち、人間工学に基づいたデザイン。

• ストラップ:クイックチェンジシステム搭載、新しい4色展開(ブラウン、ブルーグレー、ハニー、ベージュヌバックベルベット)、自然な経年変化を楽しめる、しなやかなバローロ仕上げ。

• 日付表示を備えた自動巻き三針モデル(40 mm)、 2つの文字盤のカラーと素材 → 4つのリファレンス。

• ムーンフェイズを備えたコンプリートカレンダー(40 mm)、 2つの文字盤のカラーと素材 → 4つのリファレンス。

• ムーンフェイズ カレンダー(33.20mm)、2つの文字盤のカラーと素材、ダイヤモンドをセットしたベゼルのモデル4つ → 8つのリファレンス。合計16のリファレンスをステンレススティール製または18Kレッドゴールド製でご用意しています。

始まり
ブランパンのヴィルレ コレクションは、いつ始まったのでしょう?
答えはそうシンプルではありません。「ヴィルレ」という名称は、2003年のメゾンの最もクラシックなコレクションに初めて正式に与えられましたが、その精神、スタイル、そしてまさにDNAは、それより20年も前に確立されていました。

• オープンワークが施されたローター:レッドまたはイエローゴールド製で、面取り加工を施したエッジと仕上げからは、機械の心臓部が見えます。

• 今までになかった快適性:日常使いのために設計された交換可能なストラップとクラスプシステム。非常にしなやかでハンドステッチを施した「サドルカット」仕上げによって、快適さと伝統的な職人技が融合しています。

全てのムーンフェイズカレンダー
• 表現力豊かなムーンフェイズ:大きな開口部、セラミック製ディスク、膨らんだゴールドムーン、サテン仕上げ — その顔はまるで命が宿っているようです。

• セキュリティムーブメント:ムーブメントを傷つけることなく、いつでも日付表示を修正することができます。33.20 mmケースのモデルにはケースバンドに従来のコレクターを備え、また40 mmモデルには、指で押すだけで作動できる2005年に特許を取得したアンダーラグコレクターを備えています。

ムーンフェイズを備えた40 mmコンプリートカレンダー:
• 再設計されたケース:よりスリムになったベゼル、大きくなったリューズ、より薄い外観、再設計されたラグ —
存在感を失うことなく、ケースをエレガントに照らします。

40年以上にわたり、その名を冠した村の魂を反映してきた ヴィルレ は 、ブランパンをオートオルロジュリーにおける ベンチマークにした職人や時計職人の世代のビジョンを体現しています。今日、最新の自社製キャリバーを搭載し、 オートオルロジュリーの伝統に則って装飾を施したヴィルレは、純粋さ、エレガンスにおける理想を、今まで以上に表現しています。

「ヴィルレは、まさにブランパンの本質を体現しています」と、マーク A. ハイエックは語ります。
「そのため、それぞれの進化には大きな注意が必要です。伝統的な時計製造の表現でもあり、時を超えたエレガンスはいつでもさりげなく新たに考案することができるという証にもなりました。ヴィルレを身に着けることで、装いが華やかすぎたり控えめすぎたりすることはありません。」

【技術詳細】
ヴィルレ コンプリートカレンダー ムーンフェイズ
(左より)Ref. 6654N 1142 55B / 6654N 3642 55B/6654N 1146 55B / 6654N 3646 55B
税込価格:¥2,563,000 ステンレススティールモデル
     ¥4,521,000 レッドゴールドモデル
保証: 5 年
 
ムーブメント: ブランパン マニュファクチュールキャリバー 6654.4(自動巻き)
・機能: 時、分、秒、曜日、日付、ムーンフェイズ
・パワーリザーブ: 72 時間 (3 日)
・ムーブメントサイズ:径32.00 x 5.32 mm
・振動: 4 Hz (28,800 振動/時)
・石: 28
・部品数: 321
ケース: 18K レッドゴールドまたはステンレススティール
・風防&ケースバック: サファイヤクリスタル
・防水性: 3 気圧( 30 m)
・ケースサイズ:径 40.00 mm/厚さ 10.60 mm
・ラグ間: 22.00 mm
文字盤: オパリンまたはゴールデンブラウン
・針: スーパールミノバ®
・インデックス: 18K ホワイトゴールドまたはレッドゴールド
ストラップ: ブルーグレー、ハニーまたはブラウンレザー
・クイックチェンジシステム
・クラスプ: フォールディングバックル