カテゴリー: スーパーコピー

ラドーから2025年の新作情報です。

2022年の限定モデルCaptain Cook Over-Pole World Timer(キャプテン クック オーバーポール ワールドタイマー)のゴールドバージョンが登場。

通常のダイバーズベゼルとは異なり世界の都市が記されたワールドタイム仕様なのがポイントです。

こちらが2022年のCaptain Cook Over-Pole World Timer(キャプテン クック オーバーポール ワールドタイマー)R32116158(1962本限定)

で、こちらが今年の新作のR32193018。

今回も1962本の限定モデルです。

口コミ第1位のスーパーコピー 代引き専門店初代キャプテンクックが1962年にリリースされたので1962本なんです。

ビンテージ風なゴールドPVDがクラシカルな印象で、39mmのグッドサイズに80時間のロングパワーリザーブ、10気圧防水、ニバクロンひげぜんまいで磁気にも強いです。

派手なこと以外、日常生活に何も気になる点がありません。

Captain Cook Over-Pole(キャプテンクック オーバーポール) が再登場! 新たな限定版は、これまでのバージョンの特徴を受け継いでおり、特に手巻きのR862ワールドタイムムーブメントが際立っています。頑丈で精密、さらに5つの異なるポジションで行う厳密な社内テストを経て、優れたパフォーマンスを保証します。このムーブメントは、堂々とした39mmのケースに搭載されています。コート・ド・ジュネーブ仕上げのムーブメントに映える、ブルーのネジとゴールドカラーの美しいマーキングは、サファイアクリスタルの裏蓋越しに鑑賞できます。エレガントで洗練されたデザインの新モデルは、イエローゴールドPVDステンレススチールブレスレットと三つ折りクラスプを備え、ラドーのEasy-Clipシステムにより、頑丈なブラウンレザーストラップへの簡単な交換が可能です。さらに、新しいオーバーポールには、時計と追加ストラップを収納できる便利なレザーポーチと公式の限定版証明書が付属します。

ひとつの時計、無限の目的地
新しいオーバーポールは、あなたの旅心を刺激します。ニューヨーク、上海、パリといった都市の魅力を求める旅人にぴったりです。 街へ繰り出す前に、ベゼルと文字盤を囲む24の数字を使用して現地時間を調整しましょう。都市と時針を合わせることで、文字盤上の数字が現地時間を示します。ちらっと見るだけで、あなたは新たな冒険と運命の発見に向かう準備が整います。

海を渡る勇敢な探検家のために:次の冒険に備えましょう。1962本限定のナンバリング付き特別モデル、この象徴的なタイムピースを手に入れて、航海へ出発しましょう。1962年に誕生した初代オーバーポール、今こそその誇り高き先駆者に敬意を表するクルーの一員となる時です。時計を裏返せば、裏蓋にはエディション番号(例:0001/1962)が刻まれています。

経験豊かな旅人であるあなたには、最高のパートナーが必要です。 R862ワールドタイムムーブメントは、頑丈な39mmステンレススチールケースに守られた手巻きムーブメントです。21,600A/h(3Hz)の速度で駆動し、最大80時間のパワーリザーブを誇ります。さらに、優れた精度と耐衝撃性を実現するため、最先端のNivachron(ニバクロン)ひげぜんまいを採用。信頼性と安定した性能が保証されています。5つの異なるポジションで行う社内テストを経て、その性能と実力が証明されています。

変幻自在のアーティスト
新しいアイコンは、ラドーのEasyClipシステムを搭載しており、ゴールドPVD仕上げのステンレススチールブレスレットから、付属のエレガントなブラウンレザーストラップに簡単に交換できます。特別な工具は不要で、ストラップ交換に時間を取られることもありません。わずか1分で完了します。フォーマル、カジュアル、そして予測不可能なシーンにも即座に対応できる、素早いスタイルチェンジを求める旅行者に最適です。

Captain Cook Over-Pole Limited Edition
R32193018
39.0 mm, Handwinding, 63.2 g
¥441,100

仕様
品番 R32193018
ケース素材 Stainless steel / PVD
ケース径 39.0 mm
ムーブメントタイプ Handwinding
重さ 63.2g

ケース
直径 39.0 mm
厚さ 10.9 mm
ケース素材 Stainless steel / PVD
ベゼル Stainless steel / PVD High-Tech Ceramic
リュウズ Crown, Stainless steel / PVD
裏蓋 Screw-down case back Transparent sapphire case back, Stainless Steel

文字盤
インデックス Super-luminova® details
針 Super-luminova® details

ムーブメント
ムーブメントタイプ Handwinding
パワーリザーブ 80 hours
精度 Movement tested in 5 position
テンプ Antimagnetic Nivachron™ hairspring

ブレスレット
ブレスレット素材 Leather, Stainless steel / PVD
ブレスレットカラー Brown

いかがでしょうか。

「【2025年新作】ラドー R32193018 キャプテン クック オーバーポール 1962本限定」でした。

なかなか素敵なモデルです。

周囲にはラドーを着けている知人はいませんが、この価格でこのスペックで、このデザインの時計をリリースできるのはスウォッチグループ傘下の恩恵ですね。

もっと人気があっても良いと思いますけど。

もう売り切れちゃってますけど、この価格なら凄いコスパ良い感じがしますよね。

気になった方は是非。

それではまた!

時計とバッグの違いはあれど、ゼニスもポーターも実によく似たブランドだと思う。

質実剛健かつスタイリッシュ。そんな両者がコラボしたクロノグラフ、「パイロット ビッグデイト フライバック ポーター エディション」の出来が悪かろうはずもない。良いに決まっている。そしてその良さは、時計に詳しくないフツーの人々にも一発で伝わるのであった。

いつでも、どこでも、誰にでも褒められる
『クロノス日本版』編集部がゼニスのクロノを貸してくれるとな。キョエー! アガる! だってエル・プリメロですよ。しかもポーターとのコラボですよ。貸し出し期間は2週間。ゼニスと私のアバンチュールは長いようで短いゆえ、寝ている間も着用したいと思う。

さてこの「パイロット ビッグデイト フライバック ポーター エディション」(以下、「パイロット」)はどんな時計だったのか。ゼニススーパーコピー代引き 優良サイト結論から言えば、「いつでも、どこでも、誰にでも褒められるクロノグラフ」であった。

なので本インプレッションの後半では、私が(本当はこの時計が)褒められるシーンが随所に表れる。「えーめっちゃ可愛いじゃないですかぁ。お似合いですぅ」的な。そう、はっきり言ってチャラい。チャラいが、どこまでも正直に書こうと思う。この「パイロット」を目にした他人の感想と、私の実感を。

限定パイロット コレクション Ref.03.9500.3600/01.I001 ゼニス ポーター
ゼニス「パイロット ビッグデイト フライバック ポーター エディション」Ref.49.4001.3652/63.I001
自動巻き(Cal.エル・プリメロ 3652)。26石。3万6000振動/時。パワーリザーブ約60時間。セラミックケース(直径42.5mm)。10気圧防水。世界限定500本。204万6000 円(税込み)。

ストレスフリーの軽さと着用感
まずは第一印象から。素敵……もうね、うっとりだわ。まず色がいい。ラギッドな雰囲気漂うカーキ(一般的にオリーブグリーンと呼ばれる色だが、ブランドの呼称とミリタリーカラーの所伝に従う)のケース&文字盤に、オレンジ色の針が映える。フライトジャケットのMA-1を彷彿とさせるカラーリングだ。男心をそそるし、どんな服装にも意外なほどマッチする。

エンジニアド ガーメンツのウールジャケットに、フィルソンのシャンブレーシャツ。合うねぇ。このカーキカラーは、男服とめっぽう相性が良さそうだ。
おおっ、と新鮮に感じるのがその軽さ。ゼニスのクロノグラフには──いい意味でがっしりと武骨な印象で、その持ち重りする着用感がプロダクトとしての信頼感につながっている──そんなイメージを持っていた。が、この「パイロット」のケースはセラミックス。ブレスレットはラバーベースにファブリックを縫い付けたもので、こちらも軽いのだ。

ゼニス ポーター パイロットウォッチ
ポーターの「タンカー」シリーズをご存じの方は、そのデザインコードに首肯するはず。時計の色使いやストラップの素材に「タンカー」らしさが見て取れる。
時計の重いor軽い問題は、好みやオケージョンによって変わるのでむろん正解はない。が、実際2週間続けて使ってみると、やっぱり軽いのはありがたいなって。ウールメルトンのダッフルコートやムートンのジャケットの良さはわかるけど、ついダウンジャケットの登板回数が多くなる感じ。何せラクなのよ。

ストラップの着脱には面ファスナーを採用。一般的にマジックテープやベルクロと呼ばれる、ベリッと剥がすやつだ。ああそうか、こんなところにもポーター「タンカー」(ググってみて)シリーズの血脈が表れるか。「タンカー」のバッグや財布類のフラップポケットには、しばしばベルクロテープが用いられる。いわばアイコン的ディテールね。ポーターのネームタグも意味ある。全体がビシッと締まる感じで。

着け心地も素晴らしい。ファブリックやステッチが肌に当たる感じは皆無で、面ファスナーゆえ当然だが微妙なサイズ調整も利く。ホリデーシーズンの飲み過ぎ食べ過ぎで、手首がむくんでしまっても問題なしだ。ただその面ファスナーの、側面からわずかにはみ出した起毛部分が、どうしても衣服の袖口を擦ってしまう。デリケートなカシミヤニットやウール地のジャケットは袖口が毛羽立ってしまう恐れがあるので、ご注意を。ま、致し方ない部分ではある。もちろん半袖のシーズンには何の心配もない。

ゼニス ポーター パイロットウォッチ

ストラップを外してみた。今まで試したインターチェンジャブルの中で、最も着脱が容易だった。個人的に。
ストラップはインターチェンジャブル。裏面のボタンを押しながらストラップを押し上げれば、簡単に取り外すことができる。再装着はバネ棒にフックを掛けて引くだけだ。“カチッ”という小気味良い音とともに再装着完了。各社のインターチャンジャブルにビクビクしてきた生来不器用な私でも簡単なのだから、誰にでもできる。また交換用として、コーデュラ・エフェクト カーキラバーストラップが付属する。気分や服装によって使い分けを楽しみたい。

明日からずっと一緒(キモい)のこの「パイロット」。果たして他人の目にはどう映るのだろうか。まあ、期待しかないけど。

Case1: 30代男性「くは〜、滑らかだわ〜」
ファッション誌の編集部へ。恒例のスニーカー座談会のYouTube収録を終えたところで、編集部のAが寄ってきた。30代半ばの2児のパパだ。

「あ、加瀬さん見つけました〜。何やってるんですか? 収録ですか?」

チッ。Aは雑誌の時計担当ゆえ、いわば玄人。恐ろしいほど時計に鼻が利き、そのニオイを嗅ぎつけては「いいじゃないですか〜」と慣れ慣れしく近寄ってくるのだ。今回は時計に詳しくない人の感想を聞きたかったのに。

「今日の時計もいいじゃないですか〜。あ、ポーターコラボ! 見ていいですか?」

相変わらず慣れ慣れしい。仕方なしに「パイロット」を渡す。

「くは〜この秒針の動き! 滑らかだわ〜。フライバックいじっていいですか? さすがエル・プリメロですね。でも200万超えですよね? さすが売れっ子は違いますね〜」

何だよ“くは〜”って。そして私が購入した時計&私が売れっ子だと勘違いをしているようだが、めんどいのでそのまま泳がせることにした。Aに見つかったのは偶然にほかならないが、ともかくも褒められたので良しとする。

ゼニス ポーター パイロットウォッチ

ラルフ ローレン ラグビーのステンカラーコートに、ライテンダーのウールニット。合うね。コートの袖がほつれているのは15年近く愛用しているからだ。これも味かなって。

Case2: 20代女性「こういう普通の時計、してみようかな」
本日は取材である。スポーツ関連商品を扱う輸入商社にて撮影&インタビュー。

広報の女性Bさん、社長、そしてその商社がサポートするアスリート、という布陣だ。2年ほど続けている仕事なので、どなたも顔馴染みではある。

撮影のセッティング中にBさんと世間話。自転車で通勤し、ランやヨガを楽しむウェルネスな女性である。彼女の手元はもちろんApple Watchだ。私はテーブルの上で「パイロット」をわざとらしくいじくり、アピールする。

ゼニス ポーター パイロットウォッチ

ループウィラーのスウェットシャツに、ブルックス ブラザーズのボタンダウンシャツ。軽快で若々しくて、いいねぇ。
「あ、今日の時計素敵ですね。カーキにオレンジ色が可愛い。ポーターの時計なんですか?」

ゼニスっていう歴史あるブランドのクロノグラフなんです、と彼女に「パイロット」を手渡す。

「軽い! もっと重いのかと思ってました。アクティブな感じでいいですね。わたしもこういう普通の時計、してみようかな」

むろんこの「パイロット」は全然普通の時計ではないわけだが、彼女とっては、丸型ケースに時分針という、オーソドックスな時計に見えるのだろう。この“普通の時計”が200万円を超えるものだと知ったら、どう反応するだろうか。

「えっ。ダイヤとか、宝石が付いてます?」

なるほどそうきますか。いやBさんの言葉を笑うなかれ。この反応こそ世間一般のスタンダードであろう。時計業界にどっぷり浸かるとこのあたりの“普通の感覚”を見失ってしまうもの。以人為鑑よね。ともかくも、見た目と着用感は若い女性にも高評価をいただいた。社交辞令? いいんですよ。信じる者は救われる。

Case3: 40代女性「趣味いいなー、って」、40代男性「車で言えばアウディのA4」
とある企業誌の編集人を務めるCさん(女性)の呼びかけで、早めの年忘れ会食。もうひとりはフォトグラファーのD氏(男性)だ。

「最近どうですか、仕事」とCさん。

景気は戻ってきたけど、売り上げは増えません。文章生成AIも日進月歩ゆえライター業が先細りであることは言うまでもありません。ショボい返しである。

「と言うわりにいい時計してますね。新しいのでしょ」

どうやら「パイロット」は、具眼の士であるCさんのアンテナを刺激した模様。

あ、分かります? いやまあ、仕事で着けてる時計ですけど。

ゼニス ポーター パイロットウォッチ
会食のようにテーブルに手を乗せるシチュエーションだと、時計に気付いてくれることが多いなあと改めて実感。すき焼きの映り込みは、イタイ見栄坊の小自慢ゆえ鼻で笑ってください。
「ギラギラしてないけど生真面目でもない。ちょっとした遊び心がありますよね。趣味いいなー、って感じ」

これは……めっちゃうれしい。フォトグラファーのD氏にも感想を聞いてみる。ゼニスのことは知っているようだ。
「時計にそこまで詳しいわけじゃないけど、ゼニスを着けている人を見ると“分かってるな〜”って思います。車で言えばアウディのA4オールロードクワトロかな。時計好きが選ぶ時計、ってイメージ」

自分の時計じゃないが、そりゃもう、気分がいい。酔って気も大きくなり、うっかり「ここは私が」と口を滑らす。しまった。私は根がセコいくせに、見栄っ張りなのだ。この生来の気質のせいで、どれだけ身の程知らずを繰り返し、どれだけ自己嫌悪に陥ってきたことか。そんな浅はかな私に「いやいや割り勘で」とCさん、D氏。慈悲深く聡明なおふたりに、この場を借りて御礼申し上げる。

私「逆にイヤなところあります?」
さて、「パイロット」を借りた2週間はあっという間であった。カレンダーを振り返ると、土日を含めほぼ毎日何かしら外出している。そして出先で「パイロット」に気付いた人の感想は、いずれもまったく好意的なものばかりであった。

ゼニス ポーター パイロットウォッチ

ナンガのダウンコートに、チャンピオンのスウェットシャツ。ナイロン系アウターとの相性も良さそうだ。
実は、気付いた人にはインプレッション原稿を書く旨を明かし、「逆にイヤなところあります?」といちいち聞き直したのだ。が、それでも誰もが異口同音に「全然。めっちゃいい」と言うのである。

色や形が好きじゃないとか、高すぎて買えないとか、重くて違和感があるとか……普通は何かしら言いたいことが出てくるもの。だがこの「パイロット」に関しては、そんな意見がまるでなかったのだ。

ちなみに40代の妻の感想は「いいじゃん」(あっさり)、10代半ばの息子は「おー、いいじゃーん!」(しっかり)であった。性別、年齢を問わず、愛好家にも、そうでない人にも「いいね!」をもらえる時計。これってかなり、稀有なことだと思う。

G-SHOCKの今に至るまでの歩みと、山形工場を見学した様子を紹介する。

G-SHOCKの中でも、プレミアの付くモデルは、カルト的な人気を誇る。一部の純粋主義者はスイス製の高精度な機械式ムーブメントの腕時計しか受け付けないだろうが、時計界に対するカシオの貢献は、他に替えられないものであることは、言うまでもない。

樫尾俊雄氏というイノベーター
スーパーコピー時計 代引き業界でのカシオの快進撃は、カシオの創業者のひとりである樫尾俊雄氏が、1974年に生み出した「カシオトロン」から始まった。カシオを電子機器製造会社から、時計業界を牽引する存在にまで成長させた基盤には、小型電卓や電子楽器などを生み出した、樫尾俊雄氏の革新的な視野が存在したからだ。

電子計算機「14-A」

樫尾俊雄発明記念館に収められた電気式計算機「14-A」の実物。
カシオのルーツをより詳しく知りたいのならば、樫尾俊雄発明記念館に足を運ぶのが良いだろう。彼がキャリアで初めて手がけた、世界初の完全リレー式計算機「14-A」がこの博物館に収められているからだ。G-SHOCKに代表されるカシオの腕時計の原点を触れることができる施設だ。

新時代の始まり、G-SHOCKの誕生
G-SHOCKの生みの親である伊部菊雄氏がカシオに入社したのは1976年。その頃、クォーツ式の時計は正確かつ手頃な価格、そしてモダンで未来的なものと考えられていた。そんな頃、伊部氏はある腕時計の構想を考えていた。彼は父親から贈られた腕時計が地面に落ちてしまい、修復不可能なほど損傷してしまったことを思い出した。それをヒントに、衝撃を受けても損傷することのない腕時計を開発するという構想だ。

2年以上にわたる研究、そして200本以上を超える試作品の失敗を経て、伊部氏はある解決策を見出した。ボールの中にモジュール(ムーブメント)を浮かべ、横だけでなく上下からも小さな点で支えれば、衝撃は抑えられるという発想である。その発想が実現し、Ref.DW-5000Cが誕生した。高さ10mからの落下耐性、10気圧防水、10年間持続するバッテリーを搭載するという「トリプル10」という基準を満たし、1983年についに市場に登場した。伊部氏はプロトタイプをカシオの東京本社から投げ落とし、その性能をテストした。これは世界でも前例のないアプローチだ。

バリエーション展開で90年代を代表する存在へ
G-SHOCKは発表当初、熱狂的に迎え入れられたわけではない。しかし、スケートボーダーという若く反抗的な集団が、この腕時計のデザインを気に入るようになってから、勝利への道筋は開かれるようになった。

機能性、手頃な価格、カラフルなバリエーション展開が、この腕時計を90年代のアクセサリーを語るうえで、なくてはならない存在にまで押し上げたのである。多目的に活用でき、無限に近いバリエーションの存在するG-SHOCK。年齢、性別、スタイルの趣味という垣根を軽々と飛び越え、広く受け入れられるようになったのだった。

ポップカルチャーの中のG-SHOCK
カシオが成功した理由は他にもうひとつあるように思われる。それはポップカルチャーとの関係性だ。例えば、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(1985年)の主人公マーティ・マクフライは、電卓付き腕時計を着用している。ギークな印象を与えつつも、スタイリッシュなアクセサリーとして、その後継機は現在でも3300円(税込み)で入手することができる。

また、キアヌ・リーヴスは「スピード」(1994年)で、Ref.DW-5600を着用し、爆弾を仕掛けられたバスを運転しながら爆弾解除の任務を遂行していた。映画中での印象的な露出が、カシオの腕時計をより高いレベルに引き上げたと、商品企画部長の齊藤慎司氏は語ったのだった。

自身の理念に忠実なカシオ
カシオはその栄光に留まってるわけではない。G-SHOCKは常に進化し続けている。耐久性は向上し、より自律的になり、技術の躍進は目覚ましい。その例を挙げると、長期にわたる電池交換を不要のものとするパワーセービング機能や、自動時刻修正、より耐久性を高めた素材の採用などである。これらはG-SHOCKを新たな次元へと導いている。

厚さ、寒さ、衝撃、水といった腕時計にとって厳しい条件への耐久性の向上は、引き続き重要なファクターだ。あるひとりの体験から始まったこの腕時計の開発は、最終的には世界的に支持される存在となり、世代を追うごとにそのファンは増え続けている。

ユーザーの求めるものを製品に
東京にあるカシオの本社と、山形にある製造拠点のプレミアムプロダクションラインへの訪問を通して、イノベーションへの意欲が、カシオというブランドと密接に結びついていることを思い知らされた。カシオが開発する製品は、消費者にとって「意味のあるもの」を原動力としているように思える。「形態は機能に従う」を、体現した腕時計は、現在では洗練された技術と、カラフルな配色、そして革新的な素材を採用した設計・デザインへと進化した。

ダニエラ・プッシュと齊藤氏

『ウォッチタイム』編集長のダニエラ・プッシュ(左)とカシオの商品企画部長である齊藤慎司氏(右)。
 商品企画部長の齊藤氏はこのように語る。

「私たちの設計・デザインのプロセスは、市場との絶え間ない対話といえるでしょう。トレンドを常にチェックし、世界的なネットワークを通じて得た意見に耳を傾け、ドイツなど、他国の同僚たちのアイデアも積極的に求めているのです。また、外国で暮らす人々のニーズをつかみ取るために、出張することもあります。特に重要なのは、社内の若く才能がある人々の声に耳を傾けることです。彼らの視点が、時代の感覚に合致したプロダクトを生み出すきっかけとなるのですから」

この哲学は、カシオの現在の売上高の約半数を占める、G-SHOCKの先進技術にも反映されている。G-SHOCKには、万歩計からスマートフォンの通知表示まで、いわゆるスマートウォッチに見受けられる機能が多数搭載されている。だが、カシオは実用第一という哲学に忠実だ。「毎日充電が必要な腕時計は私たちのDNAに合わない」と、齊藤氏は強調したのだった。競合となる「Apple Watch」などを模倣するのではなく、ユーザーに真の価値を提供する本質的な機能に焦点を当てている。

カシオ製腕時計のゆりかご「山形カシオ」
さくらんぼの名産地として知られる、山形県中央部に山形カシオの工場は位置する。「MR-G」や「MT-G」といったプレミアムなG-SHOCKだけでなく、ヨーロッパでは展開していない「オシアナス」シリーズも、ここで生産されている。
山形カシオ工場内の組み立てラインの風景。
工場は1979年オープン。現在は7棟の建物で構成され、カシオの生産拠点となるマザー工場だ。最も新しい建物は2018年に完成した「G棟」であり、時計生産に特化。女性が半数弱を占める全従業員約600名によって運営されている。また、同工場は比較的リーズナブルなモデルや、電子製品を生産する、中国およびタイの生産拠点の指導も行う。

ユーザーを見据えた商品開発
ユーザーがカシオ製品の差別化の方向性を決めるのだと、齊藤氏は説明した。サーファーやレスキュー隊員、高級腕時計の愛好家などのユーザーグループを分析し、それぞれのグループに適したオーダーメイドの製品を開発する。

グループが求めるニーズと好みは、時間の経過とともに変化するため、その変化に対応する必要があると続けた。多くのアイデアが検討されるものの、すべてが市場に投入されるわけではない。最終的に、顧客が私たちの発展を形づくるのだと、齊藤氏は述べた。

品質向上への取り組み
山形工場の強みは、金型製作から納品までを一貫して行える生産体制にある。長年勤務した、熟練の従業員が、「メイド・イン・ジャパン」とほぼ同義の「メイド・イン・山形」の品質を保証するのだ。

この工場の特徴的な点は、ゴールド・プラチナ・マスターといった称号で構成されるメダルシステムで従業員のステータスを反映しているところにあるだろう。最高ランクに達する人物は、ほんのわずかしかおらず、毎年行われる理論および実技試験の後に授与される。現在、1名の女性のみがマスターとして認定されており、最初から最後まですべての生産ステップをカバーすることができる。

プレミアムプロダクションラインを見学
見学ツアーでは、ピアノの演奏が流れる、白く長い廊下を通って組み立てラインへと向かう。ショールームには山形工場で製造されたG-SHOCKなどの腕時計が展示されており、魚の泳ぐ水槽にG-SHOCKが入れられたユニークな展示も設置されていた。

G-SHOCK入り水槽
魚が泳ぐ水槽の中に展示された、さまざまなG-SHOCK。G-SHOCKの高い防水性を物語る。
山形工場は、G-SHOCKのプレミアムモデルの生産と検査を担っている。このことを紹介するために、ショールームにはいくつかのテストの方法やそのプロセスが展示されている。

防護服を着用して防塵のためのエアロックを通ると、現代的な機械工作エリアに突入。ここでは、その日の作業終了前に、翌日の作業プログラムがセットされる。今回の見学中には、Ref.MRG-B2100が組み立てられていた。

『ウォッチタイム』編集長の工場訪問時に製造されていたRef.MRG-B2100。ムーブメントと文字盤がケースに収められ、並べられている。
ケース、文字盤、針と組み立てられ、さまざまなステーションで段階的に検査される。なお、プレミアムプロダクションラインでは、ふたつの異なるモデルを同時に組み立てることができる。

また、ここではG-SHOCKに採用されている耐衝撃性素材アルファゲルの持つ力を、遊び心あふれるデモンストレーションを通じて解説してくれたのだった。そのデモンストレーションとは、生卵をアルファゲル製のマットの上に落とすというもの。生卵は割れず、アルファゲルの持つ耐衝撃性がよく理解できた。

G-SHOCKのほとんどは、現在でも手頃な価格だ。だが、MR-GやMT-Gといったコレクションでは、素材と価格の点においては高級なものとなった。高価なG-SHOCKの多くは限定品で、価格は少なくとも50万円を超えており、機械式ムーブメントを搭載したスイス製の腕時計に匹敵する。組み立て後に、各モデルの防水性、機密性、耐久性は検査される。

日本刀をイメージしたRef.MRG-B2000JS
MRG-B2000JS-1AJR
MRG-B2000シリーズ「MRG-B2000JS-1AJR」
タフソーラー。フル充電時約26カ月(パワーセーブ時)。Tiケース(直径49.8mm、厚さ16.9mm)。20気圧防水。世界限定800本。110万円(税込み)。
高級な腕時計を追求するカシオのひとつの到達点が、リミテッドエディションのG-SHOCK、Ref.MRG-B2000JSである。日本刀の鍛造からインスピレーションを受けた腕時計である。ベゼルの波のような模様は刀剣の波紋を表しており、腕時計そのものが日本の職人技が反映された傑作だ。なお、刀作には鋼の鍛造から最後の磨き上げまで、通常5人の職人が携わる。

「MRG-B2000JS」のモチーフとなった日本刀、「重力丸-燦-」を持つ刀工の上山輝平氏。
上山輝平氏によって2年近くの歳月を費やし作刀された「重力丸-燦-」は、ウブロスーパーコピー時計 代引きこの腕時計のモチーフとなった刀だ。この刀はカシオ本社に展示されている。

未来への展望
カシオの腕時計は50周年を迎えた。同社は「実用性のための革新」というビジョンを忠実に守り続けている。G-SHOCKは1億個以上生産され、その手頃な価格の日常遣いの腕時計から、高級モデルまで幅広いラインナップを誇る。カシオは機能性とデザインが、決して相反するものではないことを証明してきた。そして、ミュージアムと工場を見学し、明瞭に理解できたことがひとつある。G-SHOCKには、1本1本物語があるということだ。

今回は40代男性に身に着けてほしい腕時計の選び方とおすすめの時計ブランドを紹介する。

40代男性が選ぶ腕時計の価格相場について
職場で役職を与えられたり重要案件を任されたりすることの多い40代男性は、その勤続年数、経験、スキルに応じて20代と比べて給与額が増えてくる。

収入が安定し、金銭的にも余裕ができるため、20万、30万円を超える時計を購入する傾向が高まるのもこの年齢だ。人によっては100万円以上の腕時計を購入するケースも珍しくない。

たしかに、値段の高い腕時計ほど所有者のステータスは高まる傾向にあるが、無理に背伸びしなくても良い。基本的には好きな1本を選びたい。

もっとも、職場の環境や服装など、TPOに合わせて選びたいという40代もおられることだろう。

高額な時計1本に絞るより、複数の時計を所有することで「シーンごとに使い分ける」という選択肢もある。

また、腕時計というものはメンテナンスしながら長く使えるアイテムだ。身の丈にあっているモデルの中から長年使えるものを探すのが40代の時計選びには重要と言える。

40代男性が着用する高級腕時計の選び方
腕時計は、その人の個性や魅力をもっとも引き立てるアイテムだ。そのため、使用する場所を考え、用途にあった腕時計を2本以上持っている40代男性も珍しくない。

ここではプライベート、ビジネスなどのシーンごとに40代男性に適した腕時計の選び方を紹介していく。

ビジネスシーンに着用する腕時計
ビジネスウォッチはスーツとの相性が大切だ。上質なスーツにカジュアルな腕時計では40代に求められる、スマートでゆとりのある印象が損なわれてしまう。

また本来、スーツにはレザーストラップの方が好相性だが、近年では金属製のブレスレットタイプを合わせることも一般的になった。メタルブレスレットはレザーストラップに比べて堅牢で、耐久性にも優れるため、定期的な交換の必要がない。

さらに、年齢にふさわしい品格やスーツとの合わせやすさを考慮すると、ビジネスシーンに合わせる腕時計は厚すぎない方が望ましい。目安としては、15mm程度までの厚さに抑えられたケースの腕時計が良いだろう。

プライベートで着用する腕時計
仕事用の時計と休日の私服で着ける腕時計を分けるのも楽しいものだ。

40代の場合、ビジネス用途以外で使う腕時計を選ぶ際も、カジュアル過ぎず、適度な上品さを感じさせるモデルが好まれている。

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どんなコーディネートにも合わせやすい1本を選ぶなら、装飾が控えめでシンプルな腕時計を選ぶのがベターだろう。

文字盤のカラーについても、黒、ネイビー、ブラウンといった主張を抑えた色にすることで、スマートな雰囲気を演出してくれる。

定番のブランドモデルを身に着ける
40代になって仕事上でのポジションが変わってくると、周囲から見られたり会社のトップに近い上司と接したりする機会が増えるだろう。そのため40代は、周囲の目を意識した腕時計選びが必要になってくる。また、「ビジネスマンは腕時計を身に着けるのがマナー」と考える人も少なくない。社会人にとってタイムマネジメントは基本であり、腕時計はビジネスパーソンとしての必需品と言えるからだ。

もちろん、単に時間を確認するだけならスマートフォン1台で事足りる。

しかし、上司や取引先によっては、スマートフォンを見て時間を確認するということは、マイナスなイメージを与えてしまう可能性もある。

40代は社会人として一定のビジネスマナーが求められる年齢でもあるため、より一層ビジネスマンとしての礼儀や立ち振る舞いが重要だ。

また、年齢が高くなるほど時計好きの人が多い傾向にあり、周囲が理解しやすいブランドの腕時計を身に着けることで、ときに会話の糸口となったり、顧客と親しくなったりするきっかけにもなるだろう。

知名度の高い定番ブランドの腕時計を身に着けることはステータスを意識したい方にもおすすめだ。

スマートウォッチはマナー違反なのか
IT社会とも言われる現代では、誰もがスマートフォンを持ち歩くようになり、電子決済サービスなども当たり前となってきている。

それに伴い、デジタル機器は進化と普及が進み、ビジネスシーンでスマートウォッチを着用する人も増えてきた。

通知機能や電子決済機能、ヘルスケア機能が備わっているスマートウォッチは、あらゆる面での効率化や健康管理を意識する層が増えた昨今、スタンダードなものとなりつつある。

さらに、スマートウォッチはビジネス向けのモデルも毎年多数登場しており、中高年のビジネスマンがスーツに合わせてスマートウォッチを着用していることも珍しくない。

こういった時代の流れから、ビジネスシーンでのスマートウォッチ着用はマナー違反ではないとの見方が一般的なものとなっている。

しかし、スマートウォッチはスマートフォンと連係しているため、ミーティング中などはSNSをはじめとしたメッセージ用ツールの通知をオフにしておくなどの配慮は必要だろう。

もちろん、年齢が高い上司や取引先と接することが多い40代は高いコミュニケーションスキルが求められる。その点では、前述したように知名度の高いブランドの腕時計を身に着けていれば、相手とより近い関係を築けることもあるだろう。

つまり、ビジネスシーンにおいて相応の時計を着用するということは、ビジネスマンにとっては良い選択と言える。

40代男性におすすめの時計ブランド6選
40代の男性には、ビジネスの場やパートナーの前でも格好がつく、品格を持ったブランドを身に着けてほしい。そこで、40代男性におすすめのブランドを紹介する。

ロレックス
デイトジャスト 41
ロレックス「デイトジャスト 41」Ref.126300
ホワイトのラッカーダイアルと、耐久性を備えつつも艶やかな表情を持つオイスタースチールケースを組み合わせ、シンプルで洗練された雰囲気を放つ3針モデル。自動巻き(Cal.3235)。31石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。オイスタースチールケース(直径41mm)。100m防水。
人気のロレックススーパーコピー 代引き専門店、誰もが知る高級時計ブランドだ。知名度、実用性、デザイン性など、あらゆる面において傑出しており、幅広い年代の男性から絶大な人気がある。

特に、ロレックスの中でもバリエーションが一番豊富である「デイトジャスト」は現行モデルから生産終了モデルまで幅広く人気があり、デイトジャストは世界でもっとも多く販売されている。

ロレックスの腕時計は頑丈で防水性能も高いモデルも豊富にラインナップされているので、あらゆる用途に対応していることもポイントだ。

次いで複数のエリアを同時表示できる「GMTマスター II」も人気であり、飛行機で海外へ赴くことの多いビジネスマンからは重宝されている。

オメガ
スピードマスター ムーンウォッチ プロフェッショナル マスター クロノメーター
オメガ「スピードマスター ムーンウォッチ」Ref.310.30.42.50.01.001
デザインは1969年の月面探索で着用された第4世代ムーンウォッチに着想を得つつ、コーアクシャル マスター クロノメータームーブメントCal.3861を搭載し、優れた耐磁性を備えた時計へとアップデートした、2021年発表の現行モデル。手巻き(Cal.3861)。26石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約50時間。SSケース(直径42mm、厚さ13.2mm)。50m防水。107万8000円(税込み)。
オメガもロレックスと同様、製品の質やデザイン性で高い評価を得ている時計ブランドだ。

オメガは高級時計としての歴史も古く、いつの時代でも色褪せない人気と技術力の高さがある。

オメガの腕時計は洗練された高級感とスポーティーな雰囲気を兼ね備えたデザインが魅力的だ。

ビジネスシーン、カジュアルシーンの両方でなじむため、40代男性に最適な1本が見つかることだろう。

中でもブランドを代表する「スピードマスター」は、NASAの月面着陸プロジェクトでも採用された実績を持っているだけではなく、デザインのバランスも良く、どんな服装にもマッチするだろう。

パネライ
ルミノール マリーナ PAM01312
パネライ「ルミノール マリーナ」Ref.PAM01312
視認性に優れたサンドイッチ構造のダイアルや、9時位置にレイアウトされたスモールセコンドなど、「ルミノール マリーナ」の特徴は踏襲しつつ、独自素材であるAISI 316L 1.4441ステンレススティールをケースに用い、耐食性も向上させている。自動巻き(Cal.P.9010)。31石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約3日間。SSケース(直径44mm)。30気圧防水。132万円(税込み)。
パネライは、1860年に創設されたフィレンツェの時計店を出自とし、その後は軍用時計をイタリア海軍に供給してきた歴史をもつブランドだ。

長らく軍用時計を製作したパネライだが、1993年からは一般向けの時計販売を開始した。

独自のリュウズプロテクターに代表される、丸みを帯びた特徴的なデザインはオンオフを問わずに着用できる腕時計として40代男性に人気だ。

ブランドの代表的なモデルである「ルミノール マリーナ」は、スポーティーなルックスで支持を獲得しており、元々が軍事用途に開発されていたため、無駄を削ぎ落したシンプルな見た目になっている。

マッシヴなプロポーションだが、スーツとの相性も抜群の1本だ。

ブライトリング
ブライトリング クロノマット B01 42 Ref.EB0134101M1E1
ブライトリング「クロノマット B01 42」Ref.EB0134101M1E1
独自のルーローブレスレットやライダータブ付きのベゼルを備え、1983年に開発されたフレッチェ・トリコローリ・クロノグラフの佇まいを想起させながらも、モダンなプロポーションへと進化。力強いデザインながらも、心地よい着用感が得られる。自動巻き(Cal.01)。47石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。Tiケース(直径42mm、厚さ15.1mm)。200m防水。176万5500円(税込み)。
ブライトリングは「時計ではない、(航空用)計器である」「プロのための計器」をモットーに、他ブランドとは一味違う個性を持った腕時計を展開している。

歴史的に航空業界とのつながりが強く、コックピットウォッチやストップウォッチを主力製品とし、第一次世界大戦で航空技術が発達したことでそのニーズが急増した。

現在でもパイロットウォッチやダイバーズウォッチを得意とし、幅広い層の男性陣から高い人気を集めている。

また、プロフェッショナルパイロット向けの腕時計として「エアロスペース エヴォ」や「エマージェンシー」が発売されており、他社とは違った路線で存在感を示している。

そんなブライトリングからは数多くの名作腕時計が登場しているが、中でも代表作である「クロノマット」コレクションは絶大な人気を誇る。

かつてはカジュアルな印象のあったクロノマットだが、2020年にリニューアルしてからは、スタイリッシュかつシンプルな佇まいとなり、スーツにもよく似合うため、40代のビジネスパーソンにふさわしい腕時計と言えるだろう。

グランドセイコー
エボリューション 9 コレクション SLGH005
グランドセイコー「エボリューション 9 コレクション」Ref.SLGH005
2020年に発表されたグランドセイコーの新世代ムーブメントCal.9SA5を搭載したモデル。3万6000振動/時のハイビートと約80時間のパワーリザーブを両立したムーブメントはもちろん、“白樺”と称される独特のパターンとカラーリングを備えたダイアルや、「セイコースタイル」を進化させた「エボリューション 9」スタイルを持った外装など見どころの多い傑作機である。自動巻き(Cal.9SA5)。47石。3万6000振動/時。パワーリザーブ約80時間。SSケース(直径40mm、厚さ11.7mm)。10気圧防水。127万6000円。
グランドセイコーは、日本を代表する国産時計セイコーが展開している高級時計ブランドだ。

繊細かつシンプルなデザインや機能性の高さからは、日本の美意識が感じられ、幅広い年齢層から支持を得ている。

メイド・イン・ジャパンらしい細部まで至る作り込みは、高級時計の本場であるスイスを凌駕するほどのクォリティーで、海外からの人気も非常に高い。

グランドセイコーの腕時計は30万円前後から購入できるモデルもラインナップされているのが特徴で、価格設定が広く予算で選びやすいのも大きな特徴だろう。

シンプルで洗練されたデザインのモデルが多く、また優れた実用性を備えることで普段使いに適しており、40代男性にとって1本所有しておいて損のない腕時計ブランドである。

IWC
ポルトギーゼ・クロノグラフ
IWC「ポルトギーゼ・クロノグラフ」Ref.IW371605
IWCの代表的なコレクションが「ポルトギーゼ」だ。1939年、ふたりのポルトガル商人がIWCに「マリンクロノメーターに匹敵する腕時計」をオーダーしたことをルーツに持つ。懐中時計用の高精度なムーブメントを載せ、文字盤も懐中時計の意匠を転用したため大きい文字盤は見やすかったが、当時としては非常に大ぶりなケースを持つに至った。しかし現在ではこの大きさ、視認性の良さ、そしてシンプルながらアイコニックな文字盤デザインが、本コレクションの大切な特徴となっている。自動巻き(Cal.69355)。27石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約46時間。SSケース(直径41mm、厚さ13mm)。3気圧防水。123万7500円(税込み)。
1868年、アメリカ出身の時計職人フロレンタイン・アリオスト・ジョーンズがスイス・シャフハウゼンに創業したIWC。創業当時から近代的な生産スタイルを取り入れ、アメリカ市場向けに高品質なムーブメントを供給していた。そんな歴史を象徴するようにIWCは、スイスブランドでは珍しく、「International Watch Company(インターナショナル・ウォッチ・カンパニー)」と、英語表記の社名を冠している。

そんなIWCは、40代男性が選ぶのに好適なコレクションを多数展開している。「ポルトギーゼ」や「パイロット・ウォッチ」「ポートフィノ」「インヂュニア」など、エレガントで洗練されたデザインを有すると同時に、堅牢で信頼性の高いムーブメントを搭載し、かつ日常的な防水性も備えた実用的なタイムピースは、オンオフ問わずさまざまなシーンに対応することを求められる40代にとって、1本持っておけば活躍してくれる存在であるためだ。

また、同じコレクションの中でもバリエーションが豊富なので、自身の好みやファッションに合わせて選ぶという楽しみもあるだろう。

40代だからこそふさわしい時計を見つけよう
40代は、会社でもそれなりの地位に就く年齢だが、自分にふさわしい時計が分からず困っている人もいるだろう。なぜなら40代にとっての腕時計は、時間を知るためだけのツールではないからだ。

自分の個性やステータスを表すためのアイテムでもあるが、それゆえに自身が置かれている地位や年齢を考慮する必要がある。

周囲の目に触れる機会が多いからこそ、自分の好みだけではなく、周囲の目を意識した腕時計選びが必要になる。

この記事が自分にぴったりの腕時計に出合える一助になれば幸いだ。

パテック フィリップ ノーチラス・クロノグラフ Ref.5980がホワイトゴールドで復活

今年の初め、パテック フィリップはコレクターからの人気が高いノーチラスのひとつであり、文字盤の6時位置に60分積算計と12時間積算計のモノカウンターを備えたローズゴールド製クロノグラフRef.5980Rを製造中止とし、別れを告げた。しかし今回、同モデルはWatches & Wonders 2024でホワイトゴールドをまとって復活を果たした。今作最大の見どころは、パテックがデニムのような質感のストラップにホワイトゴールドのデプロワイヤントクラスプを取り付け、カナディアン・タキシードルックに徹底的にこだわった点だろう。

Patek 5980G
フライバック・クロノグラフを搭載したCal.CH 28-520 C/522を内蔵しており、パテックフィリップスーパーコピー 代引きその姿はスケルトンバックから確認することができる。ケースは30m防水だが、デニムパターンのカーフスキンストラップを濡らしたくはないだろう。ホワイトの夜光塗料が施されたホワイトゴールドのアプライドインデックス、そして水平エンボスが入ったブルーグレーのオパーリンダイヤルはとりわけ人の目を引く。ホワイトメタルの新型ノーチラスをお探しならば、1250万円(税込)のこのモデルがベストかもしれない。

我々の考え
デニムを愛する私の心よ、どうか静まってくれ。私はノーチラスにストラップをつける派閥の人間ではなかったが、ノーチラスのカジュアルかつエレガントなデザインがこのスタイルによくマッチしていることは間違いない。Ref.5980R、とりわけローズゴールドのブレスレットを備えたモデルは中古市場の寵児であったが、レザーアリゲーターストラップのモデルもかなりの需要を誇っていた。よりカジュアルなバージョンに市場がどのような反応を示すのか、興味深いところだ。

Patek 5980G
また、ホワイトメタルの時計は日常的に着用するのにより適していると思うし、スティールではないものの、少なくともツウ好みの時計を所持していると自分自身を納得させることができる。もし手に入れることができるのであれば、1250万円(税込)という価格は十分に魅力的だろう。6時位置のモノカウンター(今作はダイヤルの色と統一されている)は、美しいダイヤルをさらに洗練させる見事なアイデアだ。赤いフォントと赤い針を取り除き、クラシックなモノトーンブルーのデザインを全面に打ち出すことで、より素晴らしいものとなっている。

基本情報
ブランド: パテック フィリップ(Patek Philippe)
モデル名: ノーチラス クロノグラフ(Nautilus Chronograph)
型番: 5980/60G-001

直径: 40.5mm
厚さ: 12.2mm
ケース素材: ホワイトゴールド
文字盤色: 水平エンボスが入ったブルーグレーのオパーリンダイヤル
インデックス: ホワイトゴールドのアプライドアワーマーカー
夜光: あり
防水性能: 30m
ストラップ/ブレスレット: デニムパターンをあらったブルーグレーの手縫いカーフスキンストラップ(初めから装着)、ファブリックパターンを施したブルーグレーの複合素材ストラップ(付属ストラップ)、ホワイトゴールド製のノーチラス製フォールドオーバークラスプ

Patek 5980G
ムーブメント情報
キャリバー: CH 28‑520 C/522
機能: 時・分・秒表示、デイト表示、フライバッククロノグラフ、モノカウンターに60分積算計と12時間積算計
パワーリザーブ: 最大55時間
巻き上げ方式: 自動巻き

価格 & 発売時期
価格: 1250万円(税込)
発売時期: 販売中